2017 年 6 月 5 日

【研究活動紹介】認知症ケア学会

先月、沖縄で開催されました認知症ケア学会で
佐野先生が研究発表されました。
認知症予防や認知症への治療は、多くの方が関心
をお持ちと思います。
今日は、佐野先生に研究発表や研究活動について
お伺いしました。
皆さんに紹介させていただきます。
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①佐野先生、学会発表の様子を教えてください。認知症ケア学会はどのような学会ですか?
参加している職種は本当に様々で,医師,看護師,薬剤師,ケアマネージャー,PSW,
 介護士,社会福祉士,リハビリ関連の3職種,企業などの方々がおられました.そのため,
 講演や発表のテーマも多職種に関心が向けられ,多職種での連携した支援が強調されて
 いたように思います.
②先生はどのような研究発表をされたのですか?
  臨床での訪問リハの関わりにおいて,前頭側頭葉変性症を患い妻や他者との意思疎通
 がかなり困難となっていた方の支援を行いました.この方に対して,意思疎通や外出の
 促進につながる介入方法を検討したことと,デイサービス導入時にもその介入方法を取
 り入れた多職種連携を行ったことについて発表しました.
③なぜ、その研究に着手しようと思われたのですか?
  担当した方への支援だけでなく,その家族の介護負担軽減が急務となっており,本当に
 何とかしなければいけないという共通意識が支援者間で強くありました.そのため,かか
 りつけ医の受診や訪問リハやデイサービスの見学をお互い積極的に行い,支援者間での
 協議など介護保険制度の範疇では補えない支援もたくさん行っていきました.その甲斐あ
 って,本当に素晴らしいケアの実現につながったと考えたため,今回の発表を共同で行う
 経緯となりました.
④今回発表された結果は、将来どのような研究につながっていくのでしょうか?
  日本の高齢化に伴い認知症の方への支援がとても重要になっていると思います.認知症
 といってひとまとめにするのではなく,疾患や個人によってそれぞれの病態や脳機能に特徴
 があるので,その特徴を踏まえた支援を行っていく必要があります.さらに,その特徴を踏
 まえた支援を多職種で共有し,協働できる関係が強まるともっと認知症の方々への支援の
 質が向上していくのではないかと考えています.
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佐野先生、学会の様子を教えて下さって、ありがとうございました!
実際に関わられた方々に関する報告だったんですね。
学会参加者や発表テーマは多岐にわたるものであったとのこと。
未来を創造したい思いが様々に集合した中での報告お疲れ様でした。

先生からのお話を伺って、私も未来を創造したい思いが、一層強くなりました!!

また、お話聞かせてください。本当にありがとうございました。

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