先日,毎年お世話になっている橋本義肢製作会社へ
見学に行かせていただきました.
工場見学では,車いすに設置する個々に合わせた
クッション作成の様子,スケット作成の様子などを
見させていただきました.
また,「伝の心」というコミュニケーション機器,
筋電義手,MOMO(上肢装具)の体験もさせていただきました.
こちらがコミュニケーション機器の1つ.
文字のボタンを長く押すことで,文字が画面に表示されていきます.
押し間違いをふせぐために,数秒押しておかないといけないように
なっているそうです.
これが,伝の心.
センサーを使用し、身体の一部をわずかに動かすだけで、文字を「伝の心」システム装置に入力して自分の気持ちを言葉にできるのが「伝の心」。また文章を作るだけでなく、DVDやテレビなど機器の操作といった機能を搭載し、患者さんの生活の質の向上を支援します。
(HPから引用させていただきました)
初めて見るものばかりで,学生さんの目には
とても新鮮にうつっておりました.
とくにこの「伝の心」は,スイッチ1つで,
テレビをon-offしたり,気持ちを伝えたりできます.
実際にスイッチを押すと,「すごーい,テレビがついた!!」
とおおはしゃぎでした.
な,なんとこの制御装置を導入すると60万円ほどかかるようです.
その金額にも,学生は驚き!
義手の操作練習をしてみたりもしました.
そして,そして,筋電義手の金額にも驚きました.
「10万くらいじゃないん?」って言ってる学生も
いましたが,
実際は150万円!
これにも,みんな驚いていました.
上肢装具も体験できました.
頸髄損傷のかたやALS(筋萎縮性側索硬化症)のかたが使用されるとのことでした.
3時間の見学があっという間に終わりました.
ミニ講義をしてくださった社長さん,
義肢装具士のみなさん,ありがとうございました.