2012 年 7 月 24 日

オープンキャンパス

7月22日(日)高梁キャンパスでオープンキャンパスの様子をご紹介します。

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作業療法学科では、【学科説明・ミニ講義】【体験コーナー】【OBの講演】等がおこなわれました。

では、≪学科説明からスタートです!≫ 

*籔脇先生作のわかりやすいパワーポイントで学科説明とミニ講義が始まりました。

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*先生が推薦する書籍です!

≪体験コーナー≫

*皮細工でコースターを作ってもらいました。在校生が親切丁寧に指導してくれました。

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参加してくれた高校生さんが作った作品がこちら ↓ 初めてとは思えない出来栄え(*^^)v

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≪OBによる講演≫

臨床経験3年目の谷先生に『OBからのメッセージ』と題してお話をしていただきました。

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内容盛りだくさんのオープンキャンパスをもっとブログにUPしたいのですが・・・

やはり、一度足を運んで作業療法学科を知っていただくことが一番の手段だと考えれます。。。

次回は、8月25日(土)にオープンキャンパスが開かれます。お待ちしております。

最後に・・・・

当日、何と学科ブログをみてくれている高校生がいてくれた様で嬉しさ100倍です(●^o^●)

2012 年 7 月 23 日

学部大学院5年一貫教育

当大学では、学部大学院5年一貫教育がおこなわれています。

その第1号の学生を紹介します。

以下指導教員の先生よりいただいた原稿を掲載します。

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京極  こんにちは、吉備国際大学で教員している京極真です。吉備国際大学では、昨年から学部大学院5年一貫教育がスタートしました。学部大学院5年一貫教育とは、学部教育4年間と大学院教育(修士課程)1年間からなるシステムです。大学入学後4年間で学士号、そして5年後には修士号を取得できるわけです。通常、修士課程は2年間ですけど、それが1年間短縮されるのです。このシステムを利用するには、学部・大学院の成績が優秀である等のいろいろ条件をクリアする必要があります。

今回、このシステムの最初の学生に選抜された寺岡睦さんに、実際の体験等についてお話ししていただきたいと思います。作業療法業界では、全国的にもかなり珍しいケースだと思うので、寺岡さんの体験を共有する意義は少なくないと思います。それではよろしくお願いいたします。

寺岡  よろしくお願いいたします。

京極  早速ですが、学部大学院一貫教育コースに進もうと思った、そもそものきっかけは何ですか?

寺岡  一番のきっかけは大学2年の時に、ある先生の講義を受けた体験でした。その先生の講義は面白かったのですが、内容が分かりにくく、その学問本来の面白さが十分に伝わっていないと感じました。

私の両親が教員ということもあると思うのですが、その授業を受けて「私ならこう教えるのに!」と非常に歯がゆく思いました(笑)。それがきっかけになって、「将来的には、臨床家としてだけでなく、大学の先生になって教育や研究もできるようになりたい」と思いはじめました。

それで当時、チューターだった岩田美幸先生に、将来について相談しました。すると、岩田先生がその後も気にかけてくれて、3年生の時に学部大学院一貫教育がスタートするという話を紹介してくださいました。

学部大学院一貫教育を受けるためには、成績が上位でないといけない事や、受け入れ先の研究室がないといけないというハードルがあったのですが、成績は偶然にも良かったし、希望した研究室の先生(京極真)にも快諾してもらえたため、学部大学院一貫教育に挑戦する事ができました。他にも、両親や友達の支えがあったからということもあります。

先生方は「すごく大変になると思うけど…」と心配してくださったのですが、自分の夢に早く近づけるので挑戦することを決めました。

京極  大学の講義がきっかけだったんだ(笑)。何が誘因になるかわからないもんだね。それで学部大学院5年一貫教育を通して、どのような研究に取り組まれているのですか?

寺岡  詳しくは研究中なので話せませんが、現在、私は作業機能障害の種類に焦点化した評価尺度とOBP2.0という理論の研究開発に取り組んでいます。作業機能障害とは、生活行為が適切に行えていない状態です。これは患者や障害者だけでなく、健常者にも起こりうる問題です。

例えば、「やりたい事はあるのに、忙しくてできない」とか、「病気のせいでやりたい事ができない」などの経験に遭遇したことはありませんか。あるいは「なにもやる気がおきない」とか「何を行っても周囲の人から認められなかった」などの経験はありませんか。

つまり作業機能障害は、人びとが何かする際に生じる問題の総称です。先行研究では、作業機能障害は個人の健康問題がきっかけで起こることもあれば、環境や社会問題によって起こることもある、ということが示唆されいます。

またこれは、いくつかの種類に分けられるようだということもわかってきています。研究者間で主張が異なるところもあるのですが、私は共通の種類に整理できそうだと考えています。でもこれ以上はまだ秘密です(笑)。

京極  わかりました。で、それを作ると、どんなメリットがクライエントと作業療法士にもたらされると考えているのですか?

寺岡  この研究の意義はいくつかあると思います。ひとつは、この研究によって、クライエントがどういう作業の問題を抱えているのか、を明確に捉えられるようになると思います。もうひとつは、作業機能上の問題の型式がわかれば、それを改善させる条件を備えた介入を組み立てやすくなるだろうと考えています。他にもいろいろ考えられますが。

京極  なるほど。話しは変わりますが、新しいことに挑戦する面白さの反面、学部と大学院の両立は苦労も少なくないと思うのですが、実際のところどうでしたか?

寺岡  本当に大変でした。学部時代に出席しなければならない大学院講義は週に1回ですが、これが朝から晩までありました。周りの大学院生は優秀な方達ばかりで、先生たちの講義を踏まえて討論できていたのですが、私はそれについていくのがやっとでした。もちろん週1回で済むわけもなく、その日以外は、国内外の先行研究を読み込んだり、ゼミで発表するためにレジュメを作成したり、研究計画の検討を行ったり、いろいろありました。

それを、学部の勉強と並行して行うのです。この時期の学部では卒業論文作成と国家試験対策が中心で、大学院以外でもずっと勉強していました。特に大変だったのは、12月にあった大学院研究計画発表会の前後です。この時は、いつにも増して先行研究を精査しないといけないし、厳密な研究計画書を完成させなければなりません。そのうえ国家試験の日も近づいているので、そちらの手を抜くこともできませんでした。大学院で研究していたから国家試験に落ちた、ってことになったら身も蓋もないので、人よりたくさん受験勉強やらないといけないというプレッシャーがすごかったです。正直なところ、この道に進んだで良かったのだろうかと悩んだ日もありました。

でも、仲間から勉強でわからないところがあったら教えてもらったり、いろいろ相談にのってもらったりして、どうにか乗り切ることができました。また大学側もいろいろと配慮してくれました。国家試験対策の講義を、大学院の講義がある日以外にずらしてくれたり、指導教員の京極先生をはじめ、色々な先生たちが気にかけてくださり、激励の言葉をかけていただきました。今思うと、たくさんの人の支えがあって、乗り越えられたように思います。

京極  教員として見ていても、本当に良く頑張っていたと思いますよ。では、学部と大学院の両立に挑戦して、良かったことは何ですか?

寺岡  私の場合、いち早く夢に挑戦できたということが、一番良かったです。最初に言ったように、私は臨床家だけでなく、教育や研究も行える人になりたいと思いました。また、学部生時代から、国内外の文献を幅広く読み、大学院生の先輩たちや大学院教員と討論する機会がたくさんあったので、研究マインドが高まったと思います。他にもいろいろありますけど、簡単に研究職に就けないと聞いていますが、それでも夢に早い段階から挑戦できているという事が、大きなメリットだと思います。

京極  なるほど。少し話しは変わるけど、作業療法の未来は、若い人たちの努力と挑戦にかかっていると思いますが、作業療法士になって2ヶ月(2012年6月現在)経ったいま現在、作業療法の未来像はどのように描いていますか?

寺岡  作業療法士は、本当に様々な分野で働ける職業だと思います。作業は日々の生活の総体であり、作業療法は生活をする人すべてが対象です。作業療法は曖昧だと言われることがありますが、裏を返せば領域を超えて、作業を行う個人や社会に積極的に介入できる職業になると思います。私は作業療法のポテンシャルは相当なもんだと思っています。

私が研究している作業機能障害は、障害者だけでなく健常者も起こりうる問題です。障害者の作業機能障害についてはたくさんの研究で報告されていますが、健常者についても、例えばある領域の健康労働者の約4割が作業機能障害に陥っている可能性があるという論文も発表されています。また刑務所に入って自由がない受刑者、貧困に苦しむ人たちなども、作業機能障害の可能性が考えられています。

現在、私が研究中の評価尺度は、作業機能障害の類型を明らかにするものです。それの開発が進んでいけば、障害者と健常者という区分を超えて、作業の問題にあわせたかたちで作業療法が提供される可能性を後押しできるかもしれません。私は作業療法の世界がもっと社会的に認知され、職域がもっと広がれば良いと思っています。若造のくせに生意気なこと言ってすいません(笑)。

京極  いやむしろ、若い人がビジョンを語ることが、これから重要になると思いますよ。最後に、この記事をご覧の皆様にメッセージをお願いします。

寺岡  学部大学院一貫教育は、大変だけどすごく良い制度だと思います。大学院進学を考えている学部生の人がいらしたら、ぜひ後に続いてもらいたいです。しかし、要件が厳しいので、1年生の頃から勉強をしっかりしていきましょう。

今後は研究を進め、作業療法を社会に広めていきたいと思っています。まだまだ夢の途中で、研究者としても臨床家としても半人前ですが、これからもしっかり研究基礎力を身につけて、精一杯頑張っていきたいと思っています。

*****

寺岡睦(てらおか・むつみ) Twitter ID: teraokamutsumi

1989年高知生まれ。作業療法士、大学院生。医療法人慶真会大杉病院、吉備国際大学学部大学院一貫教育コース(保健科学研究科修士課程)。関心は作業機能障害の種類と評価の開発、OBP2.0の体系化、作業科学、作業療法理論全般、信念対立解明アプローチ。

京極真(きょうごく・まこと) Twitter ID: MaKver2

1976年大阪生まれ。Ph.D.、作業療法士、解明師見習。吉備国際大学および同大学院(修士課程・博士課程)・准教授。主著に『医療関係社のための信念対立解明アプローチ』、近著に『チーム医療のための信念対立解明アプローチ超入門講座』(中央法規出版)など他多数。

2012 年 7 月 20 日

1年生の集合写真

『人間と作業』の授業終了後、教室におじゃましました。。。

そこで、集合写真を撮らせていただきました。

4月当初に撮った集合写真と明らかに変化がありました。

笑顔が増えました~ 男女とても仲が良いです!

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ところが

全員いると思っていたら・・・・

ここにいらっしゃいました ↓ 

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写っていない方が約1名<(_ _)> すみません。。。

授業の質問で助教室に来ていた学生

今日は、岩田先生とのツーショットです。

2012 年 7 月 19 日

花柄day

1年生女子恒例の『○○day』 今日は『花柄day』・・・

女子全員で写真を撮りました(*^^)v

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そして、1人の女子から、『みんなと仲良くなりた~い』の一言から始まった

1年生の女子全員での『交換日記』 感心感心!(●^o^●)

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『交換日記』の心得もあるようです。

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全く、名前も出身も違う学生達が縁あって、

OT学科で出逢えた1年生女子。。。

日々、沢山の想い出づくりをしているようです。

2012 年 7 月 18 日

放課後

春期の定期試験が近づきだして

最近の放課後は、学科の空き教室を利用して

勉強している学生がチラホラ(^-^)

でも、やはり図書館での勉強率の方が高いようです。

静かな場所の方が集中できますからね~

みなさん。。勉強あるのみです!

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*解剖学を勉強中の1年生。。。大学初の試験です。頑張れ~(^O^)/

2012 年 7 月 17 日

助教室

今日の助教室

・先生を見つけては分からないところを質問する学生(遠慮せずに聞こう~) ↓

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・課題の提出物に来た学生(いつも笑顔が特徴(*^^)v) ↓

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・なんだか重い空気が漂っている1年生数名 ↓

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*この後、彼達は・・・ さぁ~何があったのでしょうか? 

 

2012 年 7 月 16 日

キャリア開発Ⅰ

キャリア開発Ⅰの授業では、小グループに分かれて、

学科教員に専門分野の魅力と社会活動について

インタビューがおこなわれていました。

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その中の、質問を幾つか紹介 ↓

・作業療法士になった理由

・いつから作業療法士になろうと思ったのか

・実習をどのようにして乗り越えたか

・学生時代の勉強の方法 ・・・・等々

学生達からは教員に多くの質問が投げ掛けられていました。

同じ、作業療法士を目指す学生達には充実した時間だったようです(*^^)v

2012 年 7 月 13 日

卒業生~14期生~

3月に卒業した14期生(清楚なお嬢様2人)が遊びに来てくれました。

それも・・・お土産持参で(*^^)v 

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福山市内の同じ職場に就職した二人、仕事のやりがいを毎日感じているそうです。

社会に出て3ヶ月ほど、考え方や発言がとてもしっかりしていてビックリです!

学生時代に先生方から言われていた事が、社会人になって気がつくことが多いとか

後輩には、常識ある人になってほしい。。。と是非、社会の大変さを後輩にまた伝えに来て下さい。

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またのお越しをお待ちしています!

元気がもらえた1日でした(^O^)/

2012 年 7 月 12 日

ワンピースday

毎週木曜日は『○○day』と決めている1年生の一部の女子

今日は、ワンピースの日だそうです。

若いっていいなぁ~

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*ジャージもいますが・・・これもご愛敬(*^^)v

2012 年 7 月 11 日

老年期障害作業療法学

昨日、「老年期障害作業療法学」の授業では

『県立広島病院』より作業療法士14年目の河本敦史先生を

招いて『急性期病院で作業に焦点を当てた作業療法を実践する』と題して

授業がおこなわれました。

 

授業では多くの事例が紹介され、その中でも終末期の事例では、河本先生作成のDVDが流され、涙なくしては観ることができなかったようです。

このDVDで胸が熱くなったのは女子学生だけではなく、男子学生にもこみ上げるものがあったようで、教員も声を掛けることができませんでした。

 最後に河本先生から『吉備国際大学は先進的な教育をしている大学です。自信を持って作業療法士を広めていきましょう」

学生達には河本先生の多くの言葉が心に残ったようです。

  

聴講した学生達からの感想の一部を紹介します。 ↓

☆学生からの感想です☆

・作業って、こんなに人を笑顔にできるなんて凄いです!

・作業って、人の生き方を変える事ができる。

・今日、一番作業療法士っていうものがわかりました!

・あっと言う間の90分。。もっと話が聞きたかった。 

・実習に行った時にリハビリを通して自分と関わった時に楽しいって思ってもらえて、目標をもってもらえたら良いなと感じた。

 ・臨床評価実習前に刺激ある話を聞くことができました。

・勉強に意欲がわきます!

と、どの学生も「良かった~」の一言でした。

 

興奮したのは学生だけではありません。。。

普段は冷静沈着なあの、あの籔脇先生が・・・・

興奮して助教室に入って来られたぐらいですから・・・・(#^.^#)

本当に素晴らしい授業だったことがうかがえました。

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 ☆左から岩田先生・河本先生・籔脇先生

お忙しいなか、河本先生本当にありがとうございました。

またの機会をお待ちしております。

*先生方や学生達から『良かった~ 良かった~』と聞けば聞くほど・・・・聴講しに行けばよかったと後悔中!(-_-;)