本学では、農業被害を減らすために、害獣となるイノシシやシカを、地元農家の使われていない・使うことができない畑に檻をを設置して、捕獲しています。
さらに、農業被害と合わせて問題になっているのが、捕獲した野生獣の山間部への放棄です。
環境被害と害獣の誘引につながるので、大きな問題です。捕獲頭数の9割方が放棄されているとも言われています。
県や市の行政が、捕獲したイノシシとシカには補助金を出してはいますが、廃棄するのにも費用がかかります。
また、猟師の高齢化が進み、山奥から百数キロの個体を持って下山するのは困難です。
そこで、本学は
⑴農業被害削減と⑵捕獲獣の利活用を目標に研究に取り組んでいます。
本日は、研究取り組みで失われた自然獣の慰霊を目的に開催されました。
獣害対策に取り組んでいる学生の研究目的と活動内容の発表です。
発表者は3年生の狩猟部の部長です。
一年前は敬語も使えなかったのですが、上手に発表してました。
最後に、全員で黙祷を行いました。
慰霊祭が終わった後は、狩猟部の食品加工部門が開発したレシピの数々をみんなで美味しく食べました。
いずれも、鹿肉を使った料理です。
ソーセージが美味しかったですし、肉団子はプリプリしてました。
どれも、ジビエの香りがするので、好みがでるかと思いましたが参加した学生は皆んなぺろっと食べていました。
もはや、うちの大学はジビエ一色です。
明日から、狩猟期間が解禁します。
怪我のないように願うばかりです。
文責K.K.
今日の加工実習では「豆腐作り」を行いました。
いつもは失敗が多かったですが、今回は上手にできました。
その様子
文責K.K.
11月14日は、淡路三原高校の2年生が本学に来て、大学の実験体験を行いました。
本年度は、先週につづき2回目になります。
担当は、私
体験授業のテーマは
〜食品中の抗酸化力を調べよう〜
DPPHという、ラジカル物質に食品を加えて色の変化を観察します。
紫色から黄色に色が変化するので、抗酸化物質が含まれているかどうかを見た目で確認することができます。
体験授業の風景です。
文責K.K.
秋学期に開講する、食品加工化学の授業では座学で知識を修得した後、実際に加工品を作ります。
11月6日には、ソーセージ作りを行いました。
エマルジョンの大切さ(ミオシン・アクチンタンパク質の結着効果)について、食べることで文字通り知識を身につけてもらうのが狙いです。
本人たちは、初めての腸詰が楽しそうでしたが、目的を理解してくれていることを切に願います。
上段左から、牛肉、牛豚合挽き、鶏肉、下の段が豚肉
肉質の違いと結着具合、味わいの比較を行いました。
文責K.K.
11月7日 は淡路三原高校が本学に来て、大学の実習体験をしました。
第一回目は村上先生による、DNA解析です。
文責K.K.
味噌は麹から作られますが、その種類から米味噌、麦味噌、豆味噌に分類されます。
豆麹は手に入らなかったので、
今回は、
1.米麹と麦麹の味の違い
2.麹歩合(大豆に対する麹の分量)の違い
3.熟成時間の違い
それぞれの味の違いを官能検査で体験してもらう予定です。
熟成期間3週間目です。
表面は空気に触れないようにラップをしています。
白く見えるところは、塩です。
プロテアーゼやアミラーゼの働きによりその風味が異なります。
この違いがわかれば良いのですが、
「麹さん、頑張ってください。」
文責K.K.
昨日11月4日に、本学の部活「狩部」(狩猟サークル)がジビエやきそばで、出店しました。
売り上げは、堂々の一位とのこと
中々美味しいです。本当に
学生が獣害被害に困っている農家さんの畑で獲ったジビエ肉を使っています。
また、焼きそばソースは学生の特製アレンジなので、ここでしか食べれません。
次は11月10日、11日のおのころランドに出店します。
どうぞ、食べにきてください。
文責K.K.
本日10月31日、第4回目のワークショップに行ってきました。
ナルトオレンジを使った試作品が27事業者分集まり、賑わいのあるイベントとなりました。
デザートだけでなく、お酒、天ぷら、ソース、鍋まで様々な素晴らしい食品が出来上がっていました。
授業があったので、途中で退席してしまい、試食が出来なかったのが非常に残念でした。。。
その時の様子
文責K.K.
10月28日、神戸で行われた環境省主催の狩猟フォーラムに出展してきました。
そこでは
本学が取り組んでいる獣害対策についてポスター発表を行いました。
多くの方々が質問に来られて、学生たちが慌てるかと思ったのですが、
一人一人的確に対応している姿を見ると、フォーラムとは関係ないところで一人、正直に、感動してました。
フォーラムの様子
文責K.K.