こんにちは。
吉備国際大学大学院保健科学研究科修士課程で
リハビリテーション援助特論Ⅲを担当している京極真です。
リハビリテーション援助特論Ⅲでは、
大学院生さんたちの学位研究に少しでも役立つような文献の輪読会を行い、
それに基づいた討論が活発に展開しています。
また、大学院生さんたちの希望に応じて学位研究に関連したアドバイスなども行っています。
左は黒川さん(所属:籔脇研究室)、南くん(所属:小林研究室)
本年度は西條剛央の『構造構成主義とは何か 次世代人間科学の原理』
(2005年、北大路書房)に挑戦しています。
最新の構造構成主義研究の知見を踏まえつつ、
2005年当時に発表された構造構成主義を吟味する作業は根気のいる作業です。
しかし、大学院生さんたちとの丁寧な読解と鋭い議論は、
構造構成主義の利点と問題点の明確化につながり、
今後の構造構成主義研究の重大なテーマの発掘に役立っています。
最先端の現代思想である構造構成主義に対して、
ここまで徹底的に格闘することができる大学院は、
世界中探してもきっと吉備国際大学だけでしょう(笑)。
こうした体験を通して、大学院生さんたちには理論や学問は教わるものではなく、
徹底的な吟味を通して自力で創りあげていくものだ、
ということを理解していただけたらと願っております。
その理解が、独創性のある研究者に育っていくきっかけになると思うからです。
ちなみに、大学院の講義は、教員にとっても得られるものがたくさんあります。
実際、僕はこの輪読会で得られた知見を反映させながら、
構造構成的医療(構造構成主義の臨床実践)の単著書を書きおろし中です。
そして、書いた内容を再び大学院の講義に還元していくわけです。
吉備国際大学大学院は、大学院生さんたちと教員がお互いに刺激しあい、
新しい知を創発していくところなんだなぁと感じています^^
というわけで、
いまから大学院生さんたちの学位論文と今後の活躍を楽しみにしている、京極真でした♪
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