2017 年 11 月 11 日

新しい論文が採択されました

どうもこんにちは。准教授の竹林です。さて、この度、私たちが実施して研究が国際誌「Frontiers in Neurology」にアクセプトされたので、ご案内させていただきます。さて、国際雑誌の読む際に、その雑誌の学術的な価値を確認するために、その雑誌の被引用の程度を示すImpact Factor(IF)という値を確認することがよくあります。ちなみにこの雑誌は、IF=3.552という値です。

一般的に、作業療法(理学療法を含むリハビリテーション業界全般でも)において、IFが3点を超える雑誌は一流誌と呼ばれ、日本の作業療法士の中でもIF=3以上の雑誌に載せている作業療法士は数えるほどしかいません。ただ、実は吉備国際大学にはそのうちの数人がいらっしゃいます(京極先生、平尾先生、寺岡先生、他にもいらっしゃったらすいません)。

さて、大切な本研究の内容ですが、脳卒中後の麻痺手の治療であるCI療法の効力を高めるために経頭蓋直流電気刺激(transcrnial Direct Current Stimulation)という機器があります。また、先行研究ではその効果を延長するための手法として末梢電気刺激を併用することが提案されています。今回我々は、これら2つの機器をCI療法と併用し、通常のCI療法の約2倍の効果を無作為化比較試験を用いて、確認したというものです。

これは、世の中の片麻痺をていされた脳卒中の患者さんにおいて、「麻痺」を改善するための新たな手法であり、少しでも幸せになってもらえる方法かもしれません。私たち、研究者は「世の中を少しでもよくするために」研究をしています。そして、こういった新しい手法を学生さんに「教育」還元できるように、努力していきたいと思っています。ご興味があれば、以下から閲覧できますので、ぜひ。

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fneur.2017.00568/full

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