作業療法学科では、就労支援プロジェクトに取り組んでいます。
ワークシェアリングと呼んでいます。
これは、地域で作業所を利用しながら生活をされている精神障害の方
(当事者とお呼びします)に、仕事をしていただくものです。
でも、ただ仕事をし頂くだけのプロジェクトではありません。
ワーク(仕事)を、シェアリング(分け合う)ようにして仕事をしましょうという
プロジェクトです。
そして、大切にしていることは、
「精神障害の方(当事者とお呼びします)が仕事の内容を理解され、何の
仕事をするかを当事者の方に選択していただく」というスタイルを大切にし
ています。
だから「Aという仕事があるから、Bさん(当事者)仕事をして下さい」といっ
たように、Bさんの意向を無視して仕事が選ばれることはありません。
普段の仕事から仕事の一部を分け合い、分けあった仕事の中から、当事
者の方がご自身の得意なこと、好きという気持ち、やってみようと思う気持
ちなどと比べながら、仕事を受けるか考え選択していただくのです。
やりたいと思った仕事、できると思える仕事をするって、心身の健康や生活
の張り合いがでる、自分の居場所が生活の中で増えていく。
「仕事をすることで、仕事をすることで得られる嬉しいこと」をシェアリングす
るのがワークシェアリングです。
今日はこのワークシェアリングの会議が開催されました。地道な活動のひと
時を写真に記録しました。
ブログを見て下さっている方々にも、この本学科の取り組み興味持っていた
だけると嬉しいな、と思います。