農学部の地域創成農学科・醸造学科の学生は、
米粉パンの試作を行いました。
『「食の安全学」の講義の中で日本の食料自給率が38%と極めて低いこと、
みんなが一日にご飯をもう一口(17 g)食べてくれれば自給率を1%上げることができること、
そこで米の消費向上のため米粉パンの試作をしていることを紹介したところ、
地域創成農学科、醸造学科の1年生が米粉パンを作ってみたいと言ってきました』
と、指導に携わった醸造学科教員S.F.先生は話します。
『製パン調理器を使っての米粉パンですが、
小麦パンにはないもっちりとした食感で結構おいしくいただけました』
『すこしでもお米の消費が上がればと期待しています』
とのことです。
私もいただきました。
食べる前は餅をイメージしていましたが、
実際は割いた生地のパラパラ感と香ばしさとが絶妙でした。
風味は3つあり、プレーン味にはジャムのほか、なめらかな鶏レバーテリーヌ(醸造学科1年の手づくり!)とよく合いました。
個人的には、チョコ味と比べてもレーズン味がダントツで好みでした。
次もどんなグルメのご相伴に与ることができるのか、
いまからワクワクが止まりません!
文責M.H.
2019/06/09(日)
吉備国際大学で、キャンパス見学会が開催されました。
(参考:キャンパス見学会(5/19)を開催しました)
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淡路島の南あわじ志知キャンパスでは、
農学部の地域創成農学科・醸造学科で以下のイベントが行われました。
・学部・学科の説明
・見学(生化学実験室・食品加工施設・醸造施設・植物工場)
・AO面談
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吉備国際大学南あわじ志知キャンパスでは、
今後もキャンパス見学会・オープンキャンパスを開催予定です!
●キャンパス見学会
・2019/11/16(土)(※「南あわじ志知キャンパス」のみ)
・2019/12/15(日)
・2020/02/09(日)
●オープンキャンパス
・2019/07/14(日)
・2019/08/24(土)
・2019/09/22(日)
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また、ご見学の希望がございましたら、以下までご連絡ください。
吉備国際大学 農学部 醸造学科
南あわじ志知キャンパス事務局
TEL: 0799-42-4700(代表)
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あなたが望む学生生活を送り、将来の就職希望を叶えるため、
今後も、広く深く調べ、様々なイベントに参加してくださいね☆
あなたも、「吉備国際大学・南あわじ志知キャンパス」で青春の一ページを刻みませんか??
あなたのご訪問をお待ちいたしております。
文責M.H.
2019/05/13(月)、
吉備国際大学・農学部・醸造学科の大学生・教員は、
プラム食品株式会社
を見学しました。
●プラム食品株式会社
・和歌山県
・1969年(昭和44年)10月設立
・取扱商品:梅飲料、梅果実加工品、リキュール、果実酒
・委託加工
プラム食品株式会社は、新規事業として、蒸留酒「ジン」の生産をはじめるとのことです。
ジンづくりに関して、吉備国際大学が参加させていただける可能性があります。
そこで今回は、製造上重要な「蒸留装置」を中心として、施設・設備の見学を行いました。
蒸留装置は海外製で、ウイスキーの蒸留にも使用できるものです。
その特徴は、装置内部に銅製の板状パーツが使用されていることです。
銅は熱伝導がよく、また、ウイスキーの風味からトゲトゲしさを取り除くことができます。
以下は、プラム食品株式会社を実際に見学した大学生の声です。
ー 梅を保管するための冷蔵庫の大きさや、梅の加工に特化した設備の数々に驚きました。
ー また、今回の見学の中心であった「蒸留装置」の機能性や、
それに関連したウイスキー・ジンについて教えていただいたことがとても面白く、
蒸留酒の製造に興味を持つことができました。
ー もし、ジンの製造に参加させていただける際は、
大学・大学生だからこそできることを精一杯させていただきたいと思います!
素晴らしい体験ができたそうで、
キラキラとした笑顔で嬉しそうに教えてくれました。
今後とも、がんばってくださいね☆
文責M.H.
今日もいい天気~~
先週皆さんが播種したイネの苗箱をプールに移しました。
これで毎日の水遣りする必要がなし。
そしてやっとピーマンとナスの苗が移植できる大きさになって、移植しました~~
皆さんはもう作業の説明要らず、移植のプロになりました(拍手)。
かぼちゃとスイカのつるが伸びていて、整枝を行いました。
盛野先生が説明して、子づるを3本まで残りました。
皆さん真剣に親づると子づるを区別しました~~
いい天気にまじめに知識を学んで、作業をしている子たちの顔が一番美しい~~
XC
6月1日、第26回全国ハーブサミットin淡路島で発表するために、淡路市のウェスティンホテルに行ってきました。
地元淡路島で「香」に関係する活動をされている企業や農家、学校が参加しています。
本学は、香り豊かなナルトオレンジの研究をしていると言うことで、ポスター発表に行ってきました。
会場のポスター風景です。
ナルトオレンジのポスターはこちら
本当はアイスクリームを持って行きたかったのですが、この暑さではすぐに溶けてしまうので断念
サミットでは、カレンデュラ(キンセンカ)や線香など様々な淡路島の特産品を作られている方とお話ができて非常に勉強になりました。
文責K.K.
5月31日
生産農家にお邪魔して、落下した果実を集めに行ってきました。
何故、落ちた果実を集めているかと言うと、、
加工用ではなくて、研究で使用する種を集めるためです。
これから、種を取り出して発芽させる計画になっています。
ちゃんと、芽が出てくれると良いのですが、
文責K.K.
吉備国際大学・農学部の大学生・教員は、
2019/05/28、第55回独立行政法人酒類総合研究所講演会に、
2019/05/29、平成30酒造年度全国新酒鑑評会に、
参加しました。
1日目はお酒に関する研究内容についての講演を聞きに
2日目は今年、新酒鑑評会に出品された新酒の唎酒に行ってきました。
講演会は、綺麗な大ホールで
講演会の後は、もちろん広島の絶品料理に舌鼓
岩牡蠣は最高でした!!
2日目の新酒鑑評会
開場一時間半前に来ましたが、すでに長蛇の列 200〜300mは歩きました。
この時の最後尾で300番目
こちらで折り返し地点
参加者の方々は、全国から集まった酒造製造関係者です。実は一般の方は参加できません。
本学は、先日免許を受けましたから、やっと参加できます。
早く来る理由は、
金賞を沢山とっている県のお酒がお目当てだそうです。
あともう一つ、お知り合いに会える良い機会なんです。
本学の教員I先生は、沢山の人に挨拶されていました。見た目が目立つからではなく
唎きが始まると話すことが難しいですからね。
(豆知識:唎き中は静かにしないといけません。聴覚の影響で味の感じ方が変わるんです)
並んでいる間に学生は、効率良く唎きに回る計画を練っています。
飲む訳ではなく、口に含んで捨てるだけなんですが、
何本も唎いていると味がぼやけてきますから、唎きができる数が限られてきます。
だから、下準備が大切
鑑評会の会場がこちら、約850種類の新酒がずらーっと並んでいるので壮快です。
私も参加は初めてで、このスケールの大きさに驚きました。
せっかくなので、会場全体が見えるように上からパシャり
その三時間後
減るよりも増える方が早いので、会場全てが人で溢れかえっています。
学生も、真剣に様々な新酒の唎きを行いました。
金賞を取る味はどんな味なのか、地域でどのような酒質に特徴があるのかよく勉強していました。
年に一度の貴重な経験になりました!
文責M.H.&K.K.
2019/05/23(木)、
吉備国際大学・農学部・醸造学科に対する、
酒類製造免許交付式が洲本税務署で行われました。
これは、歴史的で重要なイベントです。
酒類製造免許交付に至るまでには、たいへん厳しい審査を要しました。
お酒は美味しく魅力的であり、
発酵学−人類の微生物利用−の真髄ともいうべき、学術的なおもしろさがある反面、
酒税や法律と密接に関わっており、国民の生活に多大な影響を及ぼすからです。
さて、この免許の交付により、
吉備国際大学・農学部・醸造学科は同日付けで、
保有している醸造施設において、規定の種類・数量に限り、酒類の製造が可能となりました。
その利用は、敷地内の認可された区域内のみで可能です。
吉備国際大学・農学部・醸造学科が有する酒造製造施設は、
小規模ながらも、国内大手酒造メーカー基準の設備を備えており、
国内で醸造を研究する他の大学機関を凌ぐ製造設備・衛生環境を実現することができます。
弊学でお酒を研究したい方、
将来は酒造メーカーへの就職をご希望の方、
いまがチャンスです。
最後に、
皆様方におかれましては、日頃より、
吉備国際大学および弊学・農学部・醸造学科に対して、
ご理解・ご協力を賜りましてありがとうございます。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
文責M.H.
2019/05/24
生活協同組合コープこうべのコープ土づくりセンターと農業生産法人みずほ協同農園エコファームを見学しました。
場所は、兵庫県三木市(淡路島の真北に位置しています)で酒米の生産が盛んです。
コープこうべは、昨年度の機関紙「きょうどう」企画のレシピ開発で一緒に取り組みました。
レシピ開発に協力してくれた学生で農業生産法人に興味のある子を今日の施設見学に連れてきました。
ここの施設は、コープこうべの店舗の一部で発生した食品ロスを1日2台の収集車が回収しています。
回収された食品ロスは土づくりセンターまで持って帰り、2週間かけて堆肥にして、
隣接しているエコファームの土に混ぜて野菜をつくり、できた野菜はコープの店舗に卸しています。
これだけ綺麗に、完結した資源循環型の取り組みに学生たちはびっくり。
完成した堆肥は、サラサラしてました。
もちろん、手を差し込んで温度や香りを確認しましたよ。
教室では聞けない、生の声に学生は真剣に聞き入っていました。
足を運ぶからこそ、教科書では学べない実地の勉強ができて大満足!
きっと、勉強により一層やる気がでたことでしょう。
文責K.K.
4月に農学部・醸造学科に入学したTくんには野望がありました。
『「肉醤」の政権を取り戻す…!』
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現在、日本で市販されている主な「醤油」は、
大豆などの穀類を使用した「穀醤(こくしょう)」です。
その一方、魚醤や肉醤のように、
いまやマイノリティとなった「醤油」もあります。
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Tくんは入学後まもなく教員居室の扉を叩き、こう言ったのでした。
『先生…! 』
『オレ、肉醤(にくしょう)がしたいです…!!』
ニッコリ。
Tくんは受け入れられ、約一ヶ月前の4月22日に仕込みを終えました。
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「生後」一ヶ月、常温下の発泡スチロール内で息づく肉醤たち。
いずれも腐敗臭はなく、微かな芳香が感じられました。
・「鶏ハツ(1_H)」: 見た目の変化がほとんど見られず、ほぼ無臭
・「鶏レバー(2_L)」: 上部が黒ずみ、醤油っぽい香り
原材料・環境由来の微生物や、内臓組織の自己消化による発酵食品づくり。
これまさに、神様仏様の所業なり。
Tくんは、さらに「神の手」を加えていきます。
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変化が緩慢な「鶏ハツ(1_H)」を3群にわけて、
膠着状態を打開しようと言うのです。
1. 対照区(常温、発泡スチロール)
2. 加温区(37℃、恒温機)
3. 塩追加区(食塩追加;常温、発泡スチロール)
さてさて、
製法もノウハウも職人も失われたかつての発酵食品は、
復活を果たし、お天道様の下に再び躍り出ることができるのでしょうか!?
肉醤とTくんの今後に期待です。
文責M.H.
続編:「にくしやうにつき 弐之巻 水無月十四日」