
< 募集要項>
日本のマンガやアニメーションは、今や日本を代表する文化の一つとなりました。こうした状況を踏まえ、吉備国際大学アニメーション文化学部は、才能あふれる多くの高校生に身近な発表の場を提供することを目的に、第9 回「高校生イラストコンテスト」を開催いたします。
1.募集内容: 次の二つの部門のどちらかを選んでください。テーマは自由です。
① 手描き部門( 1 枚もので一人2 点以内)
② C G 部門( 1 枚もので一人2 点以内)
2.応募資格: 高校生( 高等学校またはそれに準ずる学校に在籍している方)
3.応募作品の形式: 手書き; 用紙サイズA 4 、紙質は自由( イラストボード可)
C G : 画像ファイル、J P E G など
4.募集期間: 令和2 年9 月1 日( 火) ~ 1 1 月3 0 日( 月) ( 消印有効)
5.応募方法: 各学校で取りまとめて、応募用紙に必要事項を記入の上、下記の応募先まで作品を同封して郵送、もしくはデータを下記メールアドレスまで送ってください。
6.表彰
学校法人順正学園 総長賞 1 点( 副賞 図書券3 万円分)
吉備国際大学 学長賞 2 点( 副賞 図書券1 万円分: 各部門1 点)
奨励賞 6 点( 副賞 図書券3 千円分)
7.審査と発表
応募作品については、吉備国際大学アニメーション文化学部で審査を行い、受賞者を選定します。
令和2 年1 2 月上旬に結果発表を行います。
8.注意事項
① 作品は未発表で、必ず応募者オリジナルのものであること。
② 他人の著作権、肖像、名誉、プライバシーその他の権利を侵害しないこと。
③ 応募作品は手描き部門のみ返却します。なお、応募作品は大学・学科のH P やパンフレット等にて公開させていただく場合がありますが、その際応募作品に関し使用する権利は大学に帰属することとし、公開についての事前の連絡も行いません。
9.応募先・問合せ先
吉備国際大学アニメーション文化学部「イラストコンテスト係」〒7 1 6 – 8 5 0 8 岡山県高梁市伊賀町8
T E L : ( 0 8 6 6 ) 2 2 – 9 4 5 4 F A X : 0 8 6 6 – 2 2 – 9 4 6 8
E – m a i l : s u z u k i @ k i u i . a c . j p ( 担当: 鈴木)
<応募用紙>は、こちらからダウンロードしてください。 高校生イラストコンテスト募集要項
8月7日から9月22日まで、岡山シティミュージアム(4F)で「絵師100人展」が開かれています。

そこには、岡山県下でマンガやアニメを学ぶ学校の学生たちの作品が展示されるコーナーがあるのですが、もちろん、アニメーション文化学科の学生らも参加しています。

実は、今回が初めての参加だったのですが、他校と較べても作品のレベルはなかなかのものではないかと自負しています。

吉備国際大学アニメーション文化学科の最大の特徴は、多国籍チームでの参加だということです。
中でも、コロナのため来日出来ないままに頑張っている韓国の新入生らには、本当に頭が下がります。
国外でのリモート学習という困難な状況にあっても、今回の作品募集に自ら進んで手を挙げてくれたのでした。
先週と今週の「基礎演習」では、外部の方に来ていただいて、特別講師をお願いしました。
その講師の方とは、兼高里圭先生です。その名前にピンとこないという人も、先生が関わった作品を見れば誰しもアッと驚くはずです。
兼高先生は、次のような作品に、作画監督、原画、動画の立場で参加されています。
ワンピース(劇場版)
エガオノダイカ
3月のライオン
ゲゲゲの鬼太郎
クラシカロイド
プリキュア
ひなこのーと
レイトンミステリー探偵社
他多数

岡山県の出身で、上京後は「(株)すたじおかぐら」に所属して活動し、現在は地元に戻ってフリーのアニメーターとしてご活躍中とのことです。

今日は、色トレスの技法を学びました。
兼高先生が実際に行っている原画の作業を実演して下さり、学生らは強弱に気をつけながら先生の均一な線が描けるよう練習をしました。
学生たちは、プロの線のキレイさと描くスピードに圧倒された様子でした。

自分の好きなキャラクターならいくらでも描けるけど、そうでない場合はどうも……という学生はちょっと苦労したのかもしれません。

それでも、最終的にはどの学生も、見本通りのキャラクターを次々に仕上げていくのでした。
それにしても、県内の、大学からさほど遠くないところに、兼高先生のような現役でご活躍中のアニメーターがいらっしゃるとは、実際とても驚きました。
地方にありながらも、こうしてプロのアニメーターからお話を伺い、直接指導が受けられるアニメーション文化学科の学生たちは、本当に幸せです。
兼高先生、今後ともどうぞご指導のほど、よろしくお願い致します。
コロナの影響で思うようにならないことが多いのですが、一番気掛かりなのは、せっかく入学したのにまだ来日できないという学生たちのことです。
アニメーション文化学科では、現在6名の韓国の学生が今か今かと入国可能の日を待っているところです。
しかし、いつ来られるのかは正直誰にもわかりません。
不安だけが、増します。
そこで私たちの学科では、夏の集中講義に向け、最低限必要な機材を直接韓国の学生たちに送ることにしました。

写真で見るとちょっと大きめの箱ですが、その中身はというと・・・。

まず、LEDトレース台、タップ(用紙を固定する道具)、作画用紙が、入っています。
これだけあれば、手描きの作画作業が可能となります。
日本国内にいる学生と、一応は同じ条件で学ぶことができるのです。
次に、黒くて丸いのは「おどろき盤制作キット」なのですが、アニメーションの原理を楽しみながら学ぶことができる教材です。

さて、最後の品は何でしょうか。
正解は、スライド式の水切りラックです。
でも、この水切りラックを一体何に使うのか???
実は、作画用紙に描かれたキャラクターの動きを確認するための、簡易撮影台の材料となるのだそうです。
実際どのように使うのかについては、後日韓国の学生らに写真を送ってもらって、また報告することに致します。
とにかく、先が見えない今の状況の中で、日本に来られない留学生たちは日々不安が募るばかりなのでしょうが、今回は少しだけ、国内と国外の壁を越えた授業を楽しんでみてください。
今年のオープンキャンパスでは、アニメーション文化学科専任講師「朝霧けい」先生のクリアファイルが使われています。
中には生徒さんや保護者の方への配布資料が収められているのですが、けい先生の笑顔と共にどうぞお受け取り下さい。

「朝霧けい」先生は今後、3D制作の授業に関わるだけでなく、TwitterやYoutubeにおいても、学科および大学に関わる様々な情報発信をしてくれることになっています。
乞うご期待!
なお現在、高梁キャンパス国際交流会館1階売店では、数量限定で「けい先生」のクリアファイルを販売中とのことです
昨日、今年初めての対面でのオープンキャンパスがありました。
マスクの着用や手指消毒はもちろん、私たちの学科では特に機材の消毒も徹底して行い、生徒や保護者のみなさんを迎え入れました。
参加者の方には、3密を回避するよう座っていただきます。

学科説明をまず行い、その後は学生作品をいくつか見ていただきました。
手描きあり、デジタルの3DCGあり・・・、アニメーションの表現は予想以上に広い!

この日は、山陽放送と地元の吉備ケーブルが取材に来てくれました。
アニメ学科は絵になるものがとにかく多いはず。取材対象として、間違いありません!?
実技体験のコーナーでは、佐々木先生による「背景」の描き方実践と、キム先生による「ジャンプ動作」のアニメーション表現が行われました。

キム先生は、自分の手描きの様子を逐一スクリーンに映しながら、説明を進めていました。

生徒さんは、キム先生の実演を参考にしながら、人の跳び上がり動作を7・8枚の紙を使って再現してみるのです。
みんな初めての経験だから、まさに真剣そのもの!
出来上がったものはキム先生に講評してもらい、その後生徒さんたちはスマホで自分の作品を動画撮影して持ち帰っていったのでした。
「アニメーション制作の一歩が昨日から始まった」ことをそれぞれが実感して下さったのなら、私たちはとってこんなに嬉しいことはありません。
アニメーション文化学科では、学科HPにおいてこれまで継続的に 「教員インタビュー」 を載せてきました。
これほど多様な教師陣が揃っているところはなかなか他にはないだろう、との思いからです。
そこで今回は、現場経験の豊富な佐々木洋先生にお願いして、これまでの経歴と大学での講義内容について語っていただきました。
佐々木先生のインタビュー記事は、 こちら から。

ウチに来ている学生で「絵が好き」というのは、まさに「イラストが好き」ということなのです。
大学に入るまで実際アニメーションの制作はやったことがないけれど、イラストならもう何枚も描いてきたという学生がほとんどです。
そうした学生には、佐々木先生の「イラストレーション」と「背景美術」の授業はどれほど有益なことでしょう。
実際自分が描いたものを、著名な先生に見てもらって、そして直に指導を受けるのですから。
実は今年の夏、岡山シティミュージアムで「絵師100人展 08」が開催予定なのですが、それとのコラボレーション企画に学科の学生作品を提供しようと、現在佐々木先生の指導の下で鋭意準備中なのです。
佐々木先生のお陰で、学生の活躍する場がまた一つ広がりました。
学科紹介動画がようやく完成し、今はYouTubeにて公開しておりますので、お知らせいたします。
ご視聴は こちら から
ここでは、気になるカットを選んで幾つかご紹介いたします。

緊張しながらも、落ち着いた話しぶりがとても好感の持てる、キム・イェオン先生。
セリフが長いので、一瞬目が泳ぐのですが、別にカンペを探しているわけではありません。

アングルがすごい。下からあおりで撮ると、対象は何だか偉大に見えるそうな・・・。
おお、大谷先生、とてもカッコいいです。実に偉大ですぞ!

通常のアイ・レベルでの撮影ですが、井上先生の背後にあるゴジラとキングギドラがとても気になります。
撮影者のアイ(愛)は、そこにあるのか? どこかで、聞いたセリフだが・・・。

やや上向きのアングルで対象に敬意を示しながら、しかもPCとOHPを画像内に入れ込むことによって、近未来的なクリエイター像をここでは造形しています。
以上、勝手に深読み・曲解・こじつけをしてみたのですが、実際ヒュー監督が1カット・1カットに拘りながら作っていったことは、直接作品を見てくださればすぐにわかることです。
ヒュー監督の、シネマティクス愛に溢れた作品を、ぜひ一度ご覧ください。
再度、ご視聴は こちら から
その後、大学HPや学科HPに改めて足を運んでいただけると、大変うれしいです。
アニメーション文化学科の紹介動画が、ようやく完成しました。
それでは、明るく学科案内をしてくれる、本学科の最強MCを紹介致します。
昨年秋に誕生し、全国初のバーチャル大学教員とも言われた、朝霧けい先生です!
けい先生、よろしくお願い致します。

ところで、けい先生の背景はなぜ青いのでしょうか? 青空か?

いえいえ、青空を背景にしているわけでも、ましてや、海中にいるわけでもありません。
それはみんなさん分かっていらっしゃることでしょうが、私の絵のマズさがあまりにも衝撃的!
私の方が海中に沈みたい!
アニメ学科の教員と言えど、だれもが絵が描けるわけではないのです。 完全に開き直り!

実は、実写映像と合成するために、ブルーバックいうものを使っているのです。
どうですか、大学の全景画像とけい先生がうまく重なっていませんか。
もちろん、こうした基礎的な映像処理技術も授業の中で学ぶことが出来ますよ。
完成した学科紹介動画は大学HPより見ていただけるのですが、
何かご質問がある場合は、大学の「入試広報」か、あるいは、直接学科までぜひご連絡ください。