高梁市のNPO法人color さんのご紹介で、colorさんが運営する地域の児童発達支援センターの夏祭りに参加しました!
アニメーション文化学部とICTクラブ高梁 の合同で、小中学校のプログラミング教育でも使われるScratch の「神ゲーム」数点を展示して、遊んでもらいました。
小中学校のプログラミング教育で使われるというと、「たいしたことできないんじゃない?」と思う方も多いかもしれません。そういう方はYouTubeのScratch 神ゲーの映像をご覧いただけると、そのイメージは大きく変わると思います。
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Scratchで制作した「神ゲー」紹介映像。ゲームのURLは映像のコメント欄を参照。
夏祭りでは、この神ゲー映像でも紹介したゲーム数点で遊んでもらいました。まだScratchは触ったことがないという子どもたちばかりでしたが、プログラムを見てみる?と勧めてみてもらうと、むちゃくちゃ複雑なプログラムとアニメーションのための多数の画像を見てびっくりしていました。ゲームがいろいろな要素とそれを動かすプログラムでできていることに気づいて、Scratchをはじめとするプログラミング言語の習得にも興味を持ってもらえればなあと思います。
会場の様子。子どもたちには「大乱闘スマッシュブラザーズ」風の対決ゲーム「Super Scratch Bros Beta 4.0」が人気でした。撮影:山本倫子先生(吉備国際大学作業療法学科)
しかし、何よりも子どもたちがゲームで楽しく過ごしてくれたのがうれしかったです。
colorさんの夏祭りはコロナの流行後はじめて本格的に復活したそうで、今回は200名以上の参加者があったそうです。高校生のボランティアも参加して、いろいろな露店や花火で、保護者も子どもたちも楽しんだようです。
7月28日、7名の学生がそれぞれの卒業研究発表を行いました。
この時期に卒業するのは、主に10月入学の留学生たちです。今回は、全員が中国出身の学生でした。
論文発表が4名、イラストとアニメの制作が3名でした。
絵を描く方が少ないなんて、今回はちょっといつもとは様子が異なりますね。
マスクを外そうとすると、いつもメガネまで一緒に外れたことを、画に描きとどめておこうと、こんなイラストを描いた学生もいました。
彼の中では、きっと留学の思い出は
「 留学 → コロナ → マスク → メガネも一緒に外れる 」
という連想で出来上がっているのでしょうね。
中にはコロナの影響で来日が1年遅れた学生もいましたが、とにかくみなさんがこうして卒業に手が届くところまで来られて、教員一同本当に喜んでいるところです。
BitSummit Game Jam ビジュアルコンテストグランプリの優勝作品。Team-12制作(本学のHANAさんが制作に参加)。
行ってきましたよ!「BitSummit Let’Go!」 。ものすごい熱気と人出でした。
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BitSummit Let’s Goのティザー映像。
BitSummitは、国内最大のインディーゲームの祭典。Nintendo やSony Interactive Entertaiment 、Cygames など、大手企業も参加しますが、多数のインディーゲーム企業やゲーム教育を行う大学・専門学校などが出展し、作品や活動を紹介しています。
BitSummit Let’s Go!の会場は京都市左京区岡崎のみやこメッセ。地場産業の見本市など、地域の殖産興業を大きな目的とした施設です。
BitSummit Let’s Go!の会場入口。何かが始まるかのようなワクワク感いっぱい。
大小併せて、200を超えるブースが軒を並べ、競うように無料で遊べる個性あるゲームを展示していました。
無料でいろんなゲームを遊べるということで、小さいお子さん連れの家族もたくさん見ましたよ。
BitSummit Let’s Go!のイベントステージ。有名インディー開発者たちの対談などのイベント開催。
BitSummitは、次世代のゲームクリエイターの育成にも力を入れていて、この数年京都・大阪の大学と専門学校を中心として、BitSummitで展示する学生ゲームを制作するゲームジャムが開催されています。多国籍のスタッフが活躍するゲーム開発企業のスケルトンクルースタジオ が幹事となって、オンライン+コアデイの現地開発(今年は、京都のおしゃれなホテル・アンテルーム京都 で開催)も含め、チームでのゲーム開発が行われています。
BitSummitゲームジャムコアデイ(6月9日(金)~11日(日))の開催されたアンテルーム京都。オシャレ空間のホテル。
BitSummitゲームジャムコアデイの試遊会(6月11日)の様子。この試遊会で遊んだ感想などをもとに、さらに改善してBitSummit当日に各チーム挑みました。
今年は、京都・大阪周辺に加え、岡山・東京周辺、海外の中国からも学生が参加し、全体で約270名を数えるとても大規模なゲームジャムになりました。5月から7月まで、ゲームの企画に始まり、先生方やプロのゲーム開発者たちのアドバイスを受けながら、各チームが制作を進めました。
BitSummit Game Jamの展示コーナー。多数の学生や参加者でこちらも熱気ムンムン(死語)。
BitSummitゲームジャムコーナーでは、本格的なポップなどを用意するチームも。
約2か月半の長旅のゲームジャムはなかなかたいへんだったようですが、最終的に19チームがゲームを完成しました。BitSummit Game Jam 2023で開発されたゲームは、ここ で遊ぶことができますよ。
毎年BitSummitでは、出展されたゲームに賞が与えられます が、BitSummit GameJamの優秀作を表彰する「Game Jam Award」は、Team-12の制作した『HOME TO HOPE』 に与えられました。このチームには、アニメーション文化学部4年生のHANAさんが参加し、多くのモーションを担当されたそうです。
BitSummit会場でのTeam-12の『HOME TO HOPE』。手元のタブレットで「ヤバい」人と物資を未来に送らないようにコントロールします。ポップもかわいい!
また、同じくTeam-12のイメージイラスト&ロゴ(冒頭の画像参照)がBitSummit Game Jam 2023のビジュアルコンテストグランプリを受賞しました。このイメージイラスト&ロゴは、リードデザイナーの京都精華大学の杉本紗弥さんが取りまとめを行い、HANAさんが原案をつくって制作したイラストと、京都精華大学でUI・UXを学ぶ廣内想さんが制作したロゴとを組み合わせて、最後に前出の杉本さんが構図や色彩の調整をして、こうしたビジュアルが完成しました。
BitSummit Game Jamのパネル。ビジュアルコンテストグランプリのTeam-12のイラスト&ロゴ入り。写真が影入りなのは許して。
ゲームジャムは、京都と東京会場で開発したそれぞれのチームにグランプリが与えられています。京都会場のチームは上記の通りTeam-12が受賞、東京会場で開発したチームは、T-Team11のCETUS がゲームジャムグランプリを受賞しました!
今年のBitSummit Game Jamは、アニメーション文化学部から、先ほどのHANAさんと土居みさきさんがBitSummit Game Jam 2023に参加しました。土居さんの参加したTeam-5は、過去を「切り替える」(シフトする)ことで未来の環境問題を解決する「タイム・シフト/Time Shift」 というゲームを制作しました。筆者の「お」も会場で遊びたくて前のプレイヤーが終わるのを待っていたのですが、とてもおもしろいらしくなかなかプレイヤーが変わってくれなくて、結局会場では遊べなかったんですよ!
参加したHANAさんも土居さんも、ゲームジャムをとても楽しんでくれたようです。楽しく、多くのことを学んでくれたことが、教員としては何よりうれしいですね!
夏のオープンキャンパスが、今年も始まりました。
毎年この時期に参加してくださる方が一番多いのですが、今回は保護者の方も含めて40名以上方がお出で下さり、本当にありがとうございました。
実技体験のコーナーでは生徒さんに、佐々木先生の「背景美術の描き方」と冨田先生の「原画トレース」に挑戦していただきました。
トレース台で本格的にトレースを行うのは今回が初めてのようでしたが、参加者のみなさんは神経を集中させて、きれいな一本の細い線をス~ス~と描いていましたよ。
お見事!
井上先生には、主に保護者の方を対象に「最近のアニメ業界の動向」について、話していただきました。
ところで、この夏上映中のアニメ映画、
「 名探偵コナン 黒鉄の魚影 ( サブマリン ) 」 と
「 ブラッククローバー 魔法帝の剣 」
の劇場用パンフレットに、本学科の卒業生2名の名前が出ています。
総社市にあるアニメスタジオ 「 えかきや 」 に就職している2人ですが、パンフレットには「 動画担当 」 として名前が載っていました。
最近の「えかきや」さんは、テレビアニメの 「 ポケットモンスター 」 を定期的に担当するだけでなく、劇場用作品にも積極的に関わるようになっていますね。
どうやらこれからは、卒業生2人の名前がいたるところで見られることになりそうです。
今年の学生スタッフ用のTシャツは、とてもオシャレですね。
参加してくれた学生のみなさん、お疲れさまでした。
今年度の学科リーフレットが完成しました。
今月のオープンキャンパスでは、このリーフレットの配布も行います。
なお、リーフレットの全体は、こちら から閲覧することも可能です。
岡山県立早島支援学校病弱部の生徒さんより、アニメーション文化学科に対してアンケートの依頼がありました。
早島支援学校では、「総合的な探究の時間」の活動の一環として、今回はアニメーションを取り上げることになったそうです。
生徒さんらがアニメーションの魅力を自ら調査し、その研究結果を学内において発表して、アニメーションへの理解をさらに深めてもらおうというのが、その目的とのことでした。
「あなたの好きなアニメは?」
「その理由は?」
「そのアニメの好きなシーンは?」
「アニメを通して学んだことは?」などなど。
生徒さんらの熱い想いがこもった質問は、こちらの学生たちにとっても、自分とアニメとの関係を改めて問い直すいい機会になったようでした。
逆に、病弱部の生徒さんにとっても、「推しのアニメ」が一体どういう意味を持つのか、ちょっと伺ってみたいような気がしてきますよね。
きっと共通するのは、アニメの力を信じるということでしょうか。
そうであったらいいな、と一人勝手に思っています。
早島支援学校病弱部の生徒さんとアニメーション文化学科の学生は、普通ならば関わりあうこともないのでしょうが、今回は大好きなアニメを介して出会うことができました。
そうしたアニメの存在に、感謝したいと思います。
現在アニメーション文化学科の学生たちは、同人誌の制作に懸命に取り組んでいるところです。
出来上がれば、早島支援学校病弱部のみなさんにもぜひお送りしたいと思いますので、どうぞ楽しみに待っていてください。
今日は中国の黄岡師範院から、漆昌柱学長を始め、合わせて5名の方に高梁キャンパスに来ていただきました。
学内の主要な施設を見学していただいた後は、アニメーション文化学科に在籍中の黄岡師範学院出身の3人の学生にも会っていただきました。
3人の留学生には先生方よりいろいろな質問がなされていましたが、印象に残った発言を二つ。
・黄岡師範学院では、学生は基本寮に住みことになっている。でもこちらでは、アパートに一人で住むことになるので、生活面でずいぶん自立・自活ができるようになった。料理も上手になった。
・今から思えば、黄岡師範学院の1年次からもっと多くの日本語授業を提供してほしかった。そうすれば、日本に来てからの苦労がずいぶん軽減されるはず。
学院トップの役職者らに対しても、堂々と自分の意見を述べる学生らの姿がとても印象的でした。
日本語でボソボソと話す時とは、大違いです。
学生らの意見が取り上げられ、日本への留学のためのよりよい教育環境が実現することになれば、これ以上いいことはありません。
今年の11月には、黄岡師範学院からの来日研修団が改めて再開されそうだとのこと。
コロナ後の、うれしいニュースです。
またお会いできる機会を、心より楽しみにしています。
5月21日(日)、今年度最初のオープンキャンパスが開かれました。
快晴の中、広島や香川からも足を運んで下さり、どうもありがとうございました。
実技体験ではまず最初に、佐々木洋先生の普段の授業の様子が紹介されたました。
Teamsのチャットを使って学生作品を受け付け、指示と修正を加えて毎回それぞれに返送しているそうです。
なかなか手間のかかる指導です!
その後は、高校生のみなさんはそれぞれペンタブを使って、イラストに挑戦することに。
今日初めてペンタブを使ったという人もいたのですが、手描きの基礎ができている人はあっという間にデジタル描画にも慣れていくようですね。
お見事です!
できれば夏のオープンキャンパスにも参加して、今度は別の先生の実技体験にも挑戦していただけたら嬉しいですね。
アニメの制作工程は、想像以上に多様で複雑です。
ご参加、どうもありがとうございました。
5月15日、2年生対象の授業「キャリアデザインⅡ」の中で、冨田聡先生に特別授業をやっていただきました。
「職業理解:アニメ関連企業への就職や働き方」という内容です。
実は、今年の2月には3年生を対象に実施し、それが現4年生の就職活動に活かされているようなので、新2年生にも同様の話をしていただこうと考えた次第です。
2年生の場合、まだ時間があります。そういう2年生に特にお薦めなのが、次のことです。
将来就職したいアニメスタジオのアニメ作品については、ある程度の量を見ておくことが重要です。
面接の際に、自分が好きなある「一つの作品」についてだけ熱い思いを語ることよりも、その「会社」そのものの特性や傾向をよく理解していることを示せるよう、有名な作品を複数バランスよく見ておくことが大事なのだそうです。
これは、楽しみながらできる企業研究ですよね。
2年生のみなさんは、是非ともこれを実践してみましょう!
中国の黄岡師範学院へのオンライン授業を、本日より開始いたしました。
コロナが収まり今後は交流が盛んになることが期待されますが、まずはオンライン授業からということです。
今回の授業提供の予定は、次のようになっています。
清水光二 教授
5月15日(月)2時限(11:10~12:40)
「映画の誕生とシナリオ」
(映画が「語る」ことを知った時に遡って)
佐々木洋 准教授
5月19日(金)3時限(13:30~15:00)
「風景画とアニメ美術の違いと鑑賞の手引」
冨田聡 准教授
5月19日(金)4時限(15:10~16:40)
「日本のAnime会社 作品&歴史」
(日本のアニメ会社のルーツと現在に至る独立と発展、人気会社と作品の解説をします。)
前嶋英輝 教授
5月22日(月)3時限(13:30~15:00)
「3Dモデリングと粘土塑造による頭像制作比較」
(頭像の粘土と3Dソフトでの制作の比較をしながら造形方法の要点を解説します。)
3年前に大学に来て下さったあちらのお二人の先生も、お元気そうで何よりでした。
そして、通訳の高さん、映画関係の話は初めてとのことで、同時通訳は本当に大変だったと思います。
お世話になりました。
うまくいけば今年の秋ごろには、黄岡師範学院の研修団が再び大学にやって来られるかもしれません。
その時を、今からとても楽しみにしています。