2016 年 12 月 30 日

キム先生の韓国アニメ事情 その1

来年4月に着任予定のキム先生から、最新の韓国アニメ事情を送っていただきました。
これはシリーズとして、これから5回ほど続く予定です。お楽しみに!

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吉備国際大学アニメーション文化学科のブログをご覧になっている皆さま、こんにちは。
2017年度4月よりお世話になります、キム・イェオンと申します。

ブログの場をお借りして、韓国のアニメーションに関するささやかな情報をお届けしたいと思います。

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・第145回「ソウル・コミックワールド」の会場

韓国の「コミックワールド」(Comic World)は、同人誌販売・コスプレコンテストなどが行われる漫画・アニメーション総合イベントです。
1999年に開かれた第1回目のソウル・コミックワールドから、ソウルと釜山という二つの場所で現在まで開催され続けています。

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・会場で購入したグッズ

約500個の参加ブースが並ぶ会場には、「おそ松さん」、「キングオブプリズム」、「ハイキュー ! ! 」、「ラブライブ ! 」など、
主に日本のアニメーションの同人誌やグッズなどが販売されており、
その中には、オリジナルキャラクターで注目を集める参加者も多数いました。

この日は、残念ながらコスプレコンテストは行われていませんでしたが、
日差しが良かったので、会場の外側でコスプレイヤーの方々が撮影に応じていました。

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・韓国のコスプレイヤーの方々

実は私も、「名探偵コナン」のコスプレがしたかった・・・。

会場の色々な場所から、アニメーション作品やキャラクターのお話を楽しむ参加者・観覧客の方々の姿を見て、
アニメーションに対する高い関心や人気を実感できた1日でした。

2016 年 12 月 29 日

ロシア日本教育センターのアニメコース

本学の河村顕治副学長が、11月下旬モスクワに赴かれ、
その際「ロシア日本教育センター」も訪問されたとのこと。
その時の写真をお借りして、この記事を作りました。
河村先生、спасибо!(スパシーバ!)

モスクワ大学のリアナ教授と、先生が代表をなさっている
「ロシア日本教育センター」の正面。

玄関2

内部に設置されている「吉備国際大学モスクワ事務所」のプレート。
初めて目にしました。

プレート2

この秋「ロシア日本教育センター」に設けられた「アニメコース」のチラシ。
吉備国際大学の名前も見られます。Хорошо!(ハラショー!)

tirasi 2

岡山外語学院が来年度開催するサマーコースには、
「ロシア日本教育センター」の学生も30名ほどが参加予定とのこと。

その中の半数近くが「アニメコース」に在籍する学生で、
期間中何度か高梁に来てもらって、アニメーションの実技と講義を体験する
ことになっています。

「ロシア日本教育センター」の「アニメコース」は、
アニメーション文化学科への将来的な正規留学を目標に設置されたものです。
来年夏のロシア学生との出会いを、とても楽しみにしています。

2016 年 12 月 22 日

グローバルゲームジャム2017 岡山会場

2017年1月20日(金)から、22日(日)にかけて、
吉備国際大学の岡山キャンパス(岡山市)にて、
グローバルゲームジャム2017(GGJ2017)が開催されます。

「グローバルゲームジャム」とは、48時間という限られた時間で
一つのゲームを作り上げるというイベントです。

ggj2017

全世界で同時に開催され、毎年約6000人以上の参加者が集まります。
共通したテーマをもとにゲームアイデアを考え、
最後はグローバルゲームジャムの公式サイトにて作品が公開されます。

このイベントをきっかけに作品にスポンサーが集まることがあるほど
世界的に注目されているイベントです。

ゲームの企画から、制作(プログラミング、動画制作等)、
広報(ウェブでの公開と宣伝)まで、ゲーム開発の一連の流れを、
同年代の仲間や経験豊富なプロとともに、経験できます。

動画の技術をゲーム制作で発揮し、アニメーションやイラスト制作の
幅を広げる機会となると思います。

問い合わせ先:s-yamane@computer.org
詳細、及び、お申し込みは、「こちら」

2016 年 12 月 6 日

学科教員の笑い顔。一体何が?

昨日は、本学科の新たな1ページを記念する、大事な日となりました。
それで、夜は、こうしてみんなで集まってお祝いです。
おや、おや、中に、紅一点若い女性が・・・。

キム全体

キム・イェオン先生です。
実は来年4月から、アニメーション実技の新しい教員としてお迎えすることになったのです。

kimup

現在は母国韓国で活動中ですが、アニメーションについては日本で学びました。
  東京工芸大学芸術学部アニメーション学科 卒業
  東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 修了

キム先生の特徴の一つは、大正浪漫風の作品が多いということ。
前回岡山にいらっしゃった時には、何よりも一番に「夢二美術館」に足を運んだそうです。
なるほど、なるほど、確かに。

大正1
大正2

日本語は、大学1年生の時に、日本語能力試験の1級に合格したというのですから、スゴイです!
日本人よりも丁寧な日本語を話すのです!

とにかく若い先生ですから、学生目線での親身で熱い授業を期待しています。
海外からの留学生にとっては、本当に身近な生きた目標となって下さるはずです。

キム先生、学科教員一同、先生のご到着を首を長くして待っていますよ。

2016 年 11 月 22 日

ムシャムシャ・ムチャクチャ・ムシャクシャ

4年生の卒業制作は、今は最後の追い込み段階です。
卒業制作用の別室は、熱気と悲壮感が漂う異様な空間に。
こっそり写真を失礼。

卒業制作風景

ある学生の動画を入手しました。
そこには、ムシャムシャ食べる豚の姿が。

豚1
豚2

食べるのは豚だけかと思ったら、何やらカエルらしきものも同じくムシャムシャ。

蛙1
蛙3

意味は分からないが、とにかくみんなムシャムシャ食べている。

言葉で書けば、それは簡単なムシャムシャだけど、
アニメにしようとすれば、ムチャクチャな数の動画を描くことになる。
今度は心が折れそうになって、ムシャクシャしてくる。

それでも、4年生のみんな、もう少しだから頑張ろう。
心のムシャクシャは、きっとムチャクチャな感動となり、
最後はやっぱり、ムシャムシャの食欲がゴールで待っているはずなのだから。

2016 年 11 月 14 日

「クリエイティブタウンの可能性 アート、コンテンツ産業と地方都市」

11月11日、ポルカのまちなかゼミナールにて、
公開講座「クリエイティブタウンの可能性 アート、コンテンツ産業と地方都市」、
が開かれました。

こんな感じで、とても和やかに始まりました。

始まり

当学科の大谷先生がまず最初に、先日行われた
「ゲームジャム高梁」と「アニメシンポジウム」について報告を行う。
これが、今の高梁市がクリエイティブタウンを目指す最初の一歩ですから。

大谷

続いて、アートプロデューサー&ディレクターである山口裕美氏による
地方都市におけるアートやコンテンツを生かした地域づくり・町づくり、
についての講演がありました。

yamaguti

一つの事例として、静岡県掛川市の「現代アートプロジェクト」が紹介される。
二の丸美術館と二の丸茶室に、現代アートの一品を加えて、どこにもない一期一会の茶会が開かれる。地元の人が気付いていないモノと場所に、現代アートが新しい味を加えることになる。

ただ、歴史のある地方都市でのこうした新しい試みには、中心となる人物の強力な「力技」がどうしても必要なのだろうと感じました。
山口さんは、それほどにパワフルで、確かに「現代アートのチアリーダー」と呼ばれるに相応しい方なのでした。

2016 年 10 月 31 日

岡山映画祭で、「よるべしるべ」が上映

10月29日、オリエント美術館にて、「岡山映画祭2016」が始まる。

そのオープニングで、アニメーション文化学部長・清水教授の
脚本・監督作品「よるべしるべ」が上映されました。

「もう一度、観たかったんです」と来場された人がいたが、
あれは9月にポルカで見てくださった方だろうか・・・。

岡山映画祭

主役を演じてくれた白井良次さん(マイクの人)は、
今放送中の朝ドラ「べっぴんさん」に、もうしばらくすると登場するとのこと。
女性たちの夫が管を巻く?、居酒屋の主人なのだそうです。

でも、確か白井さん、お酒は飲めないはず。
どんな演技を見せてくれるか、とても楽しみです。

白井

役者さんは集中すれば、本当に泣けます。
目から涙があふれてきます。この目で見ました。

だから、監督はそのつど丁寧に「はい、カット!」と言ってやる必要があります。
一度「カット!」と言うのを忘れていたら(何てことを!)、
役者さんらは本当にいつまでも演技をしていて、
後から「カ・ン・ト・クー!」と叱られてしまいました。

2016 年 10 月 26 日

ゲームジャム高梁とシンポジウム

10月22日・23日、大学構内で「ゲームジャム高梁」とシンポジウム「地方から発信するゲームとアニメ ~高梁から『世界』にアニメを発信!」が開かれました。

ジャム

ゲームジャムは今年で2回目で、昨年よりも倍の数の人が集まってくれました。

今回のゲームジャムは、キャラクター制作、プログラミング、音楽担当など、それぞれが自分の得意分野で協力しながら、30時間で一つのオリジナルゲームを開発するというもの。

体力も気力も使い切ります。みなさん、ご苦労様でした。
短時間であれだけのものができるのですから、本当にすばらしいです。

シンポジウム2

シンポジウムは、高梁にもアニメスタジオが出来ることを受けて企画されたものです。
いわゆる産官学が一同に顔を揃えて、「地域とアニメ」をテーマに、かなり突っ込んだ話をしました。
さらに、先行事例として井原と総社のアニメスタジオが紹介され、それぞれの設置の経緯や現在の事業内容などが話されました。

一同、備中の地に今後ゲームやアニメの文化が興ることを願って、シンポジウムを終えました。

なお、<こちらに>、ゲームジャム高梁とシンポジウムのツイートのまとめがあります。

2016 年 10 月 7 日

ゲームジャムとシンポジウムの同時開催

★ 「ゲームジャム高梁」
   日時:10月22日(土)・23日(日)
   場所:吉備国際大学 国際交流会館 2F
 ゲームジャムとは、参加者で即席のチームを作り、短期間で決められたテーマのゲームを完成させるというイベントです。
 今回は、30時間でゲーム開発を行います。

問合せ・申し込み先
岡山Unity勉強会、またはメール(anime@kiui.ac.jp)にて

★ シンポジウム「地方から発信するゲームとアニメ
        ~高梁から『世界』にアニメを発信!」
   日時:10月22日(土) 13:00~16:00
   場所:吉備国際大学 順正記念館(順正寮跡) 1F
 3月に井原市に、9月には総社市にアニメスタジオが開設。
大学のある高梁市も、内閣府の「地域創生推進交付金」を得て、現在アニメスタジオ開設の準備中。
 こうした動きを捉えて、高梁市やその周辺地域が今後コンテンツ文化・産業を通じて、どのように発展することが出来るか、その可能性を議論します。

 「備中」の地に、今新しい風の予感!!!

問合せ・申込先 anime@kiui.ac.jp

チラシ表2

チラシ裏2

2016 年 10 月 2 日

こののぼりのぼりません!

nobori2

9月24日、オープンキャンパスが開かれました。
前回同様のぼりを使ってのお迎えから始まったのですが、今回はそのイラスト制作者も登場です。

左ののぼりのイラストを描いた、2年生のTさんです。
彼女は、時間があればいつも何かをゴソゴソ描いています。

この日も高校生の相談に乗りながら、描くわ描くわ。

 就活中の女子学生が、
 この世の不条理・理不尽さに涙しながら?
 ウルトラマンのように片手を伸ばして
 雄々しく宇宙に飛び立つ?

あっという間にこんな絵を30枚ほど描き、ソフトを使ってアニメ化すれば、
「就活女子学生初号機!発進!」です。

参加してくれた高校生のみなさんもそれぞれ作品を作り上げ、その後で一緒に楽しく上映会を行いました。

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