2016 年 5 月 31 日

中国琵琶の名手発見!

順序が逆になりましたが、4月30日の「創立50周年記念祝賀会」の様子をお知らせします。

実は、私たちの学科の中国人留学生が、当日とても見事な琵琶の演奏を聞かせてくれたのでした。

彼女が中国琵琶の名手だという話は以前からうわさでは聞いていたのですが、実際にその演奏を目の前にして、本当に驚きでした。これはもう、プロのレベルです。

音と映像(アニメ)の、2つの表現手段をもつ人はうらやましい!

いやいや、中国語と日本語という2つの言語を手にしているのも、実にうらやましいかぎり!

学生の隠された才能・可能性に驚くと同時に、己のふがいなさを密かに反省した一日でした。

ドウケイ1

ドウケイ2

祝賀会2

2016 年 5 月 25 日

井原市にアニメスタジオが開設

実は今年の3月、近くの井原市にアニメスタジオ「オーアンゴースタジオ」が開設されました。設置したのは、東京のアニメ制作会社「アスラフィルム」さんです。

開設の新聞記事を読んで、こちらから「熱烈歓迎」の挨拶メールを送ったところ、5月23日、代表の望月さんと會田さんが当学科をわざわざ訪ねて来てくださいました。

望月代表と学科の井上博明教授は、どちらもプロデューサーの血が騒ぐのか、アニメ業界の話がどこまでもどこまでも熱く続くのでした(周囲のことはほとんど気にせずに)。

その様子をまた瀬戸内海放送(KSB)さんが取材して下さるということで、何とも気ぜわしい一日となりました。

とにかく、近くにアニメスタジオが出来るというのは、大変うれしいことです。学生の見学、アルバイト、インターンシップ、さらには就職等、今後色々なことが考えられます。あるいは、特別講師として来ていただいて、現場の知識・技術を直接教えていただくということも可能なはずです。

地方にあっても、東京に負けないようなアニメ制作が可能であることを見せて下さい。期待しています。
「大あんごー」、大歓迎です。

望月顔

取材2

2016 年 5 月 12 日

杉並アニメーションミュージアムの館長・鈴木先生が高梁に

吉備国際大学は、今年度より高梁市内の大型スーパー「ポルカ」にて、無料の公開講座「まちなかゼミナール」を開設することになりました。

アニメーション文化学科からも、2名の教員がこの公開講座に参加します。

井上博明:「テレビアニメ黎明期 ― 鉄腕アトムの放送 ― 」
8月 9日(火) 14:00~17:00 (この2日間の内容は別です)
8月10日(水) 14:00~17:00 (ゲスト:鈴木伸一先生)
(なお、鈴木先生は、10日、14:00~15:30のみ)

清水光二:「映画『よるべしるべ』の上映」
(さぬき映画祭2015優秀企画作品)
9月9日(金) 19:00~21:00

ゲストの鈴木伸一先生は、現在「杉並アニメーションミュージアム」の館長をなさっておいでですが、実は伝説の「トキワ荘」に藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎、藤子不二雄(A)、赤塚不二夫らとともに住んでいらっしゃったそうで、テレビアニメの黎明期を語って下さるのにこれ以上の方は考えられません。

ある程度の年齢の方には、「ラーメンの小池さん」のモデルとしても有名のはずです。

今回、鈴木先生のお話を直接伺えるというのはとても得がたい機会ですので、是非とも8月10日(水)の公開講座にお出でください。

kanchou2

©杉並アニメーションミュージアム

開設式2

2016 年 4 月 28 日

アニメーション文化学部ホームページ、リニューアル中!

アニメーション文化学部のホームページが、現在リニューアル中です。7月のオープンキャンパスに向けて、続々と新コンテンツを追加、従来からのコンテンツを改訂して、着々と充実予定です。

animehomepage2

リニューアルが進むアニメーション文化学部ホームページ。7月のオープンキャンパスまでに、いろいろなコンテンツが追加・更新予定です。

まずは、アニメーション文化学部で入学して「目指す進路」のさまざまな職種・業界などの紹介・解説を追加しました。「プロデューサー」や「アニメーター」などアニメの業界の仕事(職種)、名前は聞いたことあるけど、その仕事の内容は?どうやったらなればいいの?といった、素朴な疑問に答える解説です。実は、いま、一般企業や公務員でも、アニメや関連する映像・デザイン等の知識や技能が求められています。本学部で学んで、どういう就職活動をすれば、その業界や仕事に就けるのか、ホームページの解説を読んでみてください。

animejobgazo12

プロデューサーってどんな仕事?どうすればなれるの?「目指す進路」の各職種・業種等をクリックすると、その解説を読めます。

学科紹介動画も、新たに本学部特任教授仁紙義晴先生のアニメ制作作品を追加。今春発表のできたてほやほやの動画です。井原市教育委員会の依頼で仁紙先生が制作した連作アニメ「まんが井原昔話」から、「鬼の合戦」と「ながれぼしのやまざと」を紹介します。どちらもかわいらしい作品なので、ぜひぜひご覧ください!

ibaraanime2

井原市教育委員会の依頼で本学特任教授仁紙義晴先生がアニメ制作した「鬼の合戦と「ながれぼしのやまざと」。ぜひ、ホームページ(下のほうにあります!でご覧ください。)

2016 年 4 月 27 日

デッサン基礎Ⅰの授業

1年生の皆さんは、4月中頑張ってデッサン力もアップしてきました。
最初は、あたりをつけて全体の流れをつかむことから始めますので、全くデッサン初心者の人も楽しく学習できます。
自分なりの線で描けばいいので、皆さん楽に描けています。

クロッキー160427

この力を「歩き」の動画にしたり、イラストに応用したり、とにかくたくさん描くことが一番ですね。

デッサン風景160427

集中して気持ちの良い時間が流れています。

デッサン風景2

2016 年 4 月 13 日

インドネシアからお客様

4月12日、インドネシアのディアン・ヌスワントロ大学から、
3人の方がアニメーション文化学科の見学にお見えになりました。
副学長のアンドノ博士(写真右)は実は日本に留学したことがあるそうで、
日本のアニメのことをとてもよくご存知でした。

翌日の山陽新聞の記事では、当学科があることを踏まえて、
「アニメなど日本文化に理解を深める上でもメリットがある」と、
今後の交流に関して前向きのコメントをして下さっていました。

ところで、この学科の仁紙先生がお作りになった、井原市に伝わる
昔話のアニメーションに、ご一行は興味津々のご様子でした。
何と、あちらの大学構内にあるテレビ局(すごい!)から放送したい
とおっしゃるので、井原市の許可が得られたら是非ともやりましょう、
とご返事をいたしました。

日本のローカルな昔話が、遠く離れたインドネシアのテレビ局で
放送されるかもしれないというのは、実際スゴイことです。
これは、是非とも実現させたいですね。

CIMG1750

2016 年 4 月 4 日

入学宣誓式

入学宣誓式が挙行され、アニメーション文化学科にも新入生が入学してきました。
先輩たちも心待ちにしていた新入生の中には、韓国からの学生も2名入学してくれました。

「やりたいことを好きなように自由に」できるアニメの世界へようこそ!

H28入学式

2016 年 2 月 20 日

グローバルゲームジャム2016

 2016年1月29日(金)~31日(日)にかけて、世界最大のゲーム開発イベント「グローバルゲームジャム2016(GGJ2016)」が、93か国世界各地の会場をインターネットで結んで開催されました。GGJ2016岡山会場は、吉備国際大学岡山キャンパスでした。

web
 GGJ2016岡山会場のウェブページ

 中四国地方ではこれまでGGJが開催されたことはありませんでした。中四国地方初のGGJ会場が、本学となったわけです。

 ゲームジャムとは、週末にゲーム開発者や学生たちが会場に集まり、即席の開発チームをつくって、24時間、48時間などの限定された時間で、ゲームの企画から設計、プログラミング、テストプレイ、デバッグなどの一連のゲーム開発を行い、そのできあがったゲームの出来栄えを競うものです。ゲーム開発者のネットワークづくりに加え、学生などの若い人たちのゲームづくりやプログラミングなどの技量を向上させる教育的イベントとして、たいへん注目されています。

logo
 グローバルゲームジャム2016のロゴ(GGJ2016岡山会場にて)

 岡山県内においては、2015年8月に東日本大震災復興支援のための「東北ITコンセプト 福島GameJam」のサテライト会場として岡山理科大学にサテライト会場が設けられたのを皮切りに、同年11月には、吉備国際大学の後援、吉備国際大学アニメーション文化学部の協力のもと、「ゲームジャム高梁2015」が開催されました。これらのイベントには、岡山県内の著名なインディーズゲーム開発者やゲーム設計者らが参加し、今後岡山県内および高梁市周辺の地域において、コンピュータゲームやオンラインゲームやコンピュータソフトウェアの開発の人的ネットワークとインフラを築く、先進的な取り組みとして報道されました。

Kaijo1
 会場は、吉備国際大学岡山キャンパス本館2階ホール。結構広いです。

 GGJ2016は、16名の開発者の参加をえて、3チーム対抗で開催されました。吉備国際大学外国語学部の学生も開発者として参加、プレゼンテーションやテストプレイ、デバッグなどで活躍しました。会場の様子は、GGJ2016岡山会場をレポートするYouTube動画が詳しいです。

Kaijo2
 即席の3チームに分かれて48時間の開発に挑みます。ジャムセッションのように、アジャイルな即興性が成功の鍵です。

Kaijo3

 週末東京出張だったため、筆者の「お」は、31日にGGJ2016岡山会場を訪問しました。ちょうど48時間終了目指すラストスパート中で、ゲームのテストプレイや最後の仕上げに追われていました。

yamane1
 現在の全世界でのGGJ2016の開発状況を説明する山根信二先生。GGJ2016岡山会場のコーディネーターです。

 今回のGGJ2016のゲームのテーマは「Ritual(儀式的)」。岡山会場の3チームは、それぞれ、お祭り、(日々の儀式の)トイレ、黄泉の国と解釈。ゲーム開発を進めました。

 お祭りのチームは、ご神体?御神輿の桃を運ぶゲーム。途中観客が爆発するので(笑)、かなり危険です。

momikoshi
 チーム1の「もみこし」。桃を落とさないのが結構難しそう。

 トイレのチームは、本格的な3D CGを駆使、美しい女神様風キャラが描き途中でした。あれは、トイレの女神様。だったのでしょうか。

toillet
 やっぱり、トイレの神様だったらしい。チーム2の「トイレの神様」。

 黄泉(よみ)の国がテーマのゲームは、おっさんホイホイ。ディグダグとボンバーマン、ロードランナーを彷彿させるドット絵のゲーム。バカバカ爆破しながら、地下へ地下へと行くのが、快感っぽいです。

Yomi
 チーム3のThe Princess of Hades。ちなみに、「ハデス」はギリシア神話の死者の世界(黄泉の国)。

 完成したゲームは、GGJのグローバルサイトにアップロードされます。2000以上のゲームがアップロードされ、世界中の人に遊んでもらうとともに、開発者たちもお互いのゲームを遊び、そのおもしろさを体感します。

asobu
 岡山会場でもお互いにゲームを遊んで、その面白さを体感。次のゲーム開発へとつなげる振り返りが行われています。

 遊んでもらうためには、ゲームのサムネイルの見せ方やゲームのおもしろさの説明など、プロモーションも大事。GGJは、そういう意味で、ゲーム開発とマーケティングの総合力が試されるイベントです。 プログラマだけでなく、さまざまな得意分野を持つ人が参加できるのがゲームジャムらしい、ということがわかりました。

 2016年度も開催予定の「ゲームジャム高梁」や来年度のGGJなど、CGや英語、ゲームをやり込んだ知識とスキル、企画などなど、さまざまな得意分野を持つみなさんも、参加してみては?

(写真は、外国語学部 佐藤匡先生撮影)

2015 年 12 月 16 日

OKYAMAショートムービー祭にて受賞

OKYAMAショートムービー祭にて趙恩邦さんの卒業制作アニメ「蒼」がフラスコ賞を受賞しました。
大変名誉なことです。おめでとうございます。
恩邦さんは韓国に帰って活躍中なので、本学学生の李さんが代理でコメントを述べさせていただきました。

岡山0SM151206

審査員の皆様の総評からも分かるのですが、毎年レベルが上がっているコンクールです。
上位3作品は、実写作品だったのでアニメ作品としては第1位になります。
本学科は第1回から参加して受賞してきているので、来年も力作を出品できるように学生たちは今日も頑張っています。

関係者の皆様、大変お世話になりました。

ショートムービー祭

2015 年 12 月 11 日

高梁アニメ祭「愛 ・ 天地無用!」

11月28日(土)、岡山県高梁市の高梁総合文化会館で、高梁アニメ祭「愛 ・ 天地無用!」&「天地無用!魎皇鬼 第四期制作発表会」が開催されました!

stage112815_1

このイベントは、岡山県高梁市が主催し同市を舞台にした「愛・天地無用!」のファンへの感謝と新たなシリーズの発表会イベントで、アニメーション文化学部の井上博明教授がプロデューサーを務めてきた同シリーズは、1992年から続く長寿と人気を誇るSFアニメです。作品の舞台は、原作者の梶島正樹が出身の岡山県。作品では、岡山県人ならみんな見たことがあるような風景や場所が登場し、そして登場するキャラクターや宇宙船の名前にも県下の地名が使われています。この作品は、アニメで見た風景や場所--「聖地」を訪問する聖地巡礼ブームの先駆けにもなりました。

昨年TOKYO MXでテレビせとうちでは今年、放映された「愛・天地無用!」の舞台は岡山県高梁市! 吹屋の旧吹屋小学校ともに本学も「純愛学園」として、主人公の柾木天地が教育実習生として赴任する学校のモデルとなりました。道路をまたがる「純愛学園」の文字が掲げられた渡り廊下や図書館、体育館等も、本学に本当にある風景です。

13時開場を前に、会場となった高梁総合文化会館のロビーにはたくさんの地元の方々や、遠くから「天地無用!」シリーズのファンがすでにたくさん集まってくださいました。とても混雑しているにもかかわらず、和気あいあい、穏やかな雰囲気が、本シリーズのファン気質を示しているように思いました。イベント慣れしていない教員・学生スタッフも、だいぶファンのみなさんに助けられました。どうもありがとうございました。
portal112815

ホールホワイエ(ホール前のスペース)には、地元のひな人形メーカー「喜峯」さん制作の天地、魎呼、阿重霞のひな人形が飾られています。いつもは地元の観光物産館「紺屋川」で展示されているものを、ファン感謝イベントにあわせて、同物産館と喜楽さんのご好意でホール横に飾っていただきました。
hina112815

さて。いよいよ14時。ファン感謝イベントの開始です。プロデューサーの井上博明教授に加え、柾木天地役の菊池正美さん、魎呼役の折笠愛さん、阿重霞役の七緒はるひさん、「愛天地無用!」の藍井涙役の田辺留依さん、布賀油木役の佐藤あずささんが登壇です。佐藤さんと井上教授がホスト役で、みなさんとなごやかなトークを繰り広げます。今だから話せる(?)天地無用シリーズの立ち上がりの裏話や、声優さんたちの楽屋エピソード、折笠さんが「愛・天地無用!」のタイトルを見て、「あ!私の名前が!!」とびっくりしたとの笑い話……などなど、ここだけのお話がてんこ盛りでした。
stage112815_2

そして、テレビせとうちだけで放映された「愛・天地無用!」の特別回も上映。菊地正美さんと佐藤あずささんが高梁を訪ね、作中でおなじみのあの場所やこの風景を紹介する特別版も、もちろん紹介されました。TV未放送のシーンも入った特別版「愛・天地無用!」のDVDは、観光物産館「紺屋川」で販売中です。

「天地無用!魎皇鬼 第4期」については、キャラクター設定資料のほか、井上教授からぽろっと「結婚式」というキーワードが漏らされました。イベント後公式サイトがちょっとリニューアルされ、第4期の準備は着々と進んでいるようです。

高梁までわざわざ足を運んでくださった声優の皆さん、参加してくださったファンの皆さん、そして、スタッフのみなさん、どうもありがとうございました。
Tenchi_02

作品世界をもっと知りたいという方は、次のリンク先をご覧ください。

愛・天地無用!
天地無用!魎皇鬼 第4期

DVDを販売、ひな人形を展示する高梁市観光物産館「紺屋川」、ひな人形を制作する喜峯については、次のリンク先をご覧ください。

高梁市観光物産館「紺屋川」
喜峯