
<募集要項>
日本のマンガやアニメーションは、今や日本を代表する文化の一つとなりました。こうした状況を踏まえ、吉備国際大学アニメーション文化学部は、才能あふれる多くの高校生に身近な発表の場を提供することを目的に、第7回「高校生イラストコンテスト」を開催いたします。
1.募集内容:次の二つの部門のどちらかを選んでください。テーマは自由です。
①手描き部門(1枚もので一人2点以内)
②CG部門(1枚もので一人2点以内)
2.応募資格:高校生(高等学校またはそれに準ずる学校に在籍している方)
3.応募作品の形式:手書き;用紙サイズA4、紙質は自由(イラストボード可)
CG: 画像ファイル、JPEGなど
4.募集期間:平成30年9月1日(土)~11月30日(金)(消印有効)
5.応募方法:各学校で取りまとめて、応募用紙に必要事項を記入の上、下記の応募先まで作品を同封して郵送、もしくはデータを下記メールアドレスまで送ってください。
6.表彰
学校法人順正学園 総長賞 1点(副賞 図書券3万円分)
吉備国際大学 学長賞 2点(副賞 図書券1万円分:各部門1点)
奨励賞 3点(副賞 図書券3千円分)
7.審査と発表
応募作品については、吉備国際大学アニメーション文化学部で審査を行い、受賞者を選定します。
平成30年12月中旬に結果発表を行います。
8.注意事項
①作品は未発表で、必ず応募者オリジナルのものであること。
②他人の著作権、肖像、名誉、プライバシーその他の権利を侵害しないこと。
③応募作品は手描き部門のみ返却します。なお、応募作品は大学・学科のHPやパンフレット等にて公開させていただく場合がありますが、その際応募作品に関し使用する権利は大学に帰属することとし、公開についての事前の連絡も行いません。
9.応募先・問合せ先
吉備国際大学アニメーション文化学部「イラストコンテスト係」〒716-8508 岡山県高梁市伊賀町8
TEL:(0866)22-9454 FAX: 0866-22-9468 E-mail: suzuki@kiui.ac.jp (担当:鈴木)
<応募用紙>は、こちらからダウンロードしてください。
イラストコンテスト募集要項
勝山文化往来館「ひしお」で開かれたアニメーションのワークショップに、
在学生2人とスタッフとして参加しました。
当日のワークショップは、1960年代より活躍を続けるベテラン・アニメーション作家グループ
G9+1の指導で、視覚玩具「ソーマトロープ」を制作する内容になっていました。
ソーマトロープは、紙カードの両面に2枚の絵を描き、表と裏面を素早く交差することで
1枚の絵になって見える現象を楽しむ玩具です。
表と裏面に描く絵に少し変化を与える工夫をすると、
2枚の絵だけで、アニメーションの動きを作ることができるようになります。

・ワークショップが始まり、仕事に臨む在学生
参加者の皆さんがあらかじめ準備されたレイアウト紙の中に絵を描いたら、
会場の一角では絵のカッティング作業、ラミネート作業を進めます。

・点線の内側を丁寧に切り抜き、ラミネート加工の素材を作って行きます。
・完成作品を雨樋に吊るし、風による絵の交差を楽しむスタイルで完成
作品完成とともに90分間のワークショップ参加が終了し、
午後には勝山の美しい街並みをゆっくり散歩しました。
勝山文化往来館「ひしお」の皆さま、G9+1の先生方、一緒にワークショップに参加した
東京工芸大学橋本研究室の皆さま、どうもありがとうございました!
記事作成:K
8月26日から27日の2日間、アニメーション文化学科の学生4名が、
広島国際アニメーションフェスティバルを見学しました。
広島国際アニメーションフェスティバルは、アヌシー(フランス)、オタワ(カナダ)、
ザグレブ(クロアチア)とともに、世界4大アニメーションフェスティバルの一つとして
知られており、2年に一度、日本の広島市で8月に開催される映画祭です。

・映画祭の会場、アステールプラザ正面
岡山駅から朝の高速バスで移動し、昼ご飯を軽く済ませた後は、
夜遅くまでアニメーション映画祭を楽しむ新しい体験が待っています。

・上映プログラムを確認する在学生たち
上映の合間には、会場内を回遊しながらアニメーションに関する情報に触れ、
作品の感想を話し合い、休憩をとります。

・エデュケーショナル・フィルム・マーケットで世界の学生アニメーション作品を鑑賞中

・会場のアステールプラザ大ホールにて、閉幕式の終わりに
アニメーション作品に対して普段とは少し異なるニーズを持ち、
出かけた場所で目にした新しい光景と人々の姿は、とても刺激的なものでした。
たくさんのアニメーション作品と、その数だけの考え方に触れた体験を大事にし、
夏休み期間中の作品制作も、ぜひ頑張りましょう。
記事作成:K
今夏初めて地元のアニメスタジオでの学生インターンシップが可能となったのですが、今日はその様子を吉備ケーブルさんが取材に来てくれることになりました。

まずは学生の到着。まだ寝起きの顔をしていました。
テレビの取材があることを知らせると驚いた様子で、やっと目が覚めました。

この機会を利用して、スタジオのスタッフの皆さんをご紹介いたします。
右から事務担当のHさん、システム担当のTさん、それから大学に教えに来てくださっているR先生。アニメーターの方は今日はちょうど不在でした。残念!
左の2人が、インターンシップ中のうちの学生です。
2週間このスタジオで、普段教室では味わえないような現場のリアルな体験をしてください。

今日の作業の打ち合わせです。学生たちは真剣に聞いています。
そうこうする内に、吉備ケーブルさんが到着したみたいです。


制作中のテレビCMで使う映像素材を集めるために、学生たちは商店街に出て行くことになりました。
吉備ケーブルさんも学生を取材するため、重いカメラを肩に後からくっついて行きます。
本当にご苦労さま!


入っていったのは商店街の中の、贈答品などを扱っているお店。
学生はお店を取材し、その学生を吉備ケーブルさんが取材して、さらにその吉備ケーブルさんの様子を私が取材するという、何とも複雑に視線が交錯する空間がそこにはありました。
今回の放送は、明日(29日)の18時からとお聞きしました。
さあ、明日の夕方は何があっても必ず吉備ケーブルテレビを見るべし!!!
イタリア・ボローニャの高校生と大学生を迎えてのアニメ講座、第2弾です。
前回は台風のせいで到着が遅れ(上海で2日間足止め)参加者が少なかったのですが、今日はめでたく全員出席です。


岡山での一ヶ月の滞在中、淡路の農学部訪問、本格握り寿司体験、伝統和菓子作りに挑戦など、ずいぶんディープな日本を堪能したらしいです。
中には、アニメよりも和食に心が動いたという学生もいたそうで、それはちょっと オイオイ!です。
それでも若い人たちはゲイシャ・フジヤマではなく(ちょっと古過ぎか)、旬の日本を上手に楽しんでいますね。
帰国後日本のマンガやアニメを改めて見てみる機会があれば、「あっ、これ日本で見た見た、これ食べた食べた」と、きっと内容理解が一段と進むことでしょうね。
またのお出でを楽しみにしております。チャオ!
西日本を中心とする豪雨災害のあった高梁川流域をはじめとする各地域の方々にお見舞い申し上げます。

みなさん、VTuber(バーチャルユーチューバー、ブイチューバー)はご存知でしょうか?YouTuber(ユーチューバー)は、YouTubeを使って自分の番組を提供する人のことですよね。ヒカキンさんとかが有名。VTuberは、人間に代わって、YouTubeを使って番組を提供する2Dや3Dのキャラクターのことです。かわいいキャラクター(だけではないですが)がいろいろ個性的な番組をもっていて、一昨年暮れあたりから爆発的に注目を集めるようになりました。キズナアイちゃんなどが有名です。
このVTuberをみんなで開発して、それを競い合おうというイベントが、VTuberハッカソンです。昨年(2017年)VR系ニュースメディアのPANORA社が主催し、第1回全国ツアーが開催されました。「VRコンテンツをつくるのっておもしろい!」と多くの開発者やユーザーに気づいてもらい、VRコンテンツ開発・制作をより盛り上げていこうという意図だそうです。
ちなみに、「ハッカソン」とはハック+マラソンの略称。ハックとは(コンピュータを使って悪いことをすることではなく)、コンピュータやさまざまな情報技術を使ってその技術の限界を試すように、面白いことをすること。VTuberハッカソンは、2日間かけてVTuberをみんなで開発し、その出来栄えを競い合うというイベントです。
今年第2回はさらに規模を拡大して、海外1会場を含む全国13の地方会場で実施し、それぞれの優秀賞チームを集めてプレミアム大会を東京で実施します。岡山では、高梁市の吉備国際大学が会場になります。
VTuberハッカソン岡山大会 in 高梁(総合主催:PANORA、主催:岡山Unity勉強会)は、9月15日~16日、吉備国際大学高梁キャンパス国際交流会館2階多目的ホールで開催します。参加費は無料。開発者および運営スタッフ(手作りの大会なので、ボランティアになります)を募集しています。
かわいいVtuberの絵を描きたい、番組のシナリオを書きたい、アニメなど新産業で地域の復興に貢献したい、Unityでアニメーションをつくりたい(つくれる)…などなどいろいろな特技や意欲をもった人の参加を募集します。複数の仲間でチームをつくって参加することも、単独(または少人数)で参加してほかの参加者とチームを組むこともできます。
詳細は、VTuberハッカソン岡山大会 in 高梁の案内ページでご覧ください。
さらに10月にはゲームジャム高梁を今年はさらに規模を拡大して本学で開催します。こちらも参加者・見学者なども募集しています。お知らせをお待ちください。
7月31日、この秋卒業予定の学生の卒業制作発表会がありました。
今回発表した学生たちは実は全員が3年次編入の留学生で、短期間のうちに日本語もアニメも同時に学ぶというのは、きっと大変なことだったろうと思います。






手法や作風、さらにテーマの異なる学生作品が、次々に上映されました。



上映後には、制作者自らが作品の解説を行うのですが、作品に込めた思いが見ている人にちゃんと伝わったかどうか、このとき発表者はみんな本当にドキドキです!
作品を一旦完成させてしまうと、今度は逆にどこかで悔いも残るものなのでしょうが、クリエイターはそうした苦い思いを抱え込みながら、それでも前を向いて作り続けるしかないのだろうと思います。
どうぞ卒業後もアニメーションを愛して、自分の作品を作り続けてください。
教室に入ってみると、うん、 何だかおかしい! 人数が足らない!
私が熱中症というわけでもないだろうし・・・。

確認してみると、どうも台風の影響で、イタリアからの飛行機がまだ日本に着いていないらしい。
そのため今日の参加者は、先発組みのボローニャ大学生1名、同地の高校生1名とその同伴の先生のみということでした。

写真の場面は、本学科の井上教授が、高橋留美子の『らんま1/2』に出てくるお好み焼きの話をしているところです。
お好み焼きを食べたことがなくても、それがどういうものかは『らんま1/2』を見て知っている外国人は多いとのこと。
マンガやアニメが日本の現代文化の情報発信源になっている一例です。
でも、勘違いしないで下さいね。
日本人の誰もが、久遠寺右京のように背中に大きなヘラを担いでいる訳ではありません!!!
いやいや、そんな人は誰もいません!
8月23日には再度高梁で講座が開かれるのですが、その時には全員がそろっていることを願っています。
ロシア混成団の今週の学習は、スキャナーで読み取ったキャラクター動画と背景画に色をつけ、最終的にそれらをうまく組み合わせるという作業です。

まず、デジタル化された画像を、フォトショップで確認します。
次に、白黒状態のキャラクターの各パーツに色付けを行います。

すると、こんな白黒キャラクターが、

何と実は、こんな正体だったということがわかります。エ・エ・エ!
キャラクターの色付けが終わると、今度は背景の仕上げです。

童話風の背景もあれば、

ロシア人の描くデトロイト市街地?もあるのでした。
最後に、アフターエフェクトというソフトを使って12枚の動画を動かし、背景と組み合わせます。

すると、象も空を飛びます? いやいや、飛んじゃダメでしょう。課題は「歩き」なのですから。
――そこには、いろいろとロシア的な事情があったのだろうと思います。

3週間(延べ5日間)にわたるアニメ講座、お疲れさまでした。
ほとんどの人がアニメを作るのが初めてだったので、ずいぶん苦労もしたのだろうと思います。
でも、自分の作ったキャラクターが動いた時の喜びは、それぞれ体験できたはず。
今回の講座は、大雨の中、全学休講の中、色々な人の協力のおかげで、何とか実施することが出来ました。
学生たちがそれをどれほど理解してくれていたのかよくわかりませんが、こちらとしては色々な意味で忘れられない講座となりました。
参加してくれた学生らに、アテンドの方に、そして大学のスタッフの方に、とにかくスパシーバ!!!です。
明日、7月15日は、オープンキャンパスです。
日本の高校生も、ロシアの学生たちが学んだ教室で、同じようにアニメ制作体験をしてみよう!
大雨の中、昨日のロシア研修団の授業は、レナト先生の「日本アニメの歴史」からスタート。
もちろん、すべて英語で行われたのですが、学生たちは日本語よりは英語の方が達者なようで、レナト先生の話に相槌を打ちながら楽しそうに聞いていました。

イギリス人が日本の高梁で、ロシア人・ベルギー人・オーストラリア人を相手に日本のアニメについて講義しているという不思議な時間・空間を体験させてもらいました。
午後はまた、キム先生のアニメ実技授業の続きです。
前回までにそれぞれのキャラクターが創作されたので、今回は12枚の紙を使ってキャラクターに「歩き」の動作をつけていきます。

不自然な動きにならないように、細心の注意を払います。目が真剣!

描かれたものを小型カメラで撮影して、PCモニターで動きのチェックも行います。
それで問題がなければ、スキャナーによる本格的な取り込み作業となります。

作業が順調に進んだ人から、今度は背景の作成に進みます。
キャラクターがその前を歩くための背景です。
それぞれが自分のキャラクターにふさわしい背景を描いていくのですが、実写と違ってアニメーションの場合は「世界全体」を自ら創造するのだ、ということがよくわかる作業です。
さて、外国の学生たちがどのような世界観を見せてくれるのか、とても楽しみです。

今回岡山外語学院から学生たちを引率して来てくれたのは、今春外国語学部(岡山キャンパス)を卒業したばかりのAさんでした。
大学で学んだことを活かしながら、夏にはインドネシアに出かけ、日本への留学を希望している人たちに日本語を教えることになっているとか。
世界での活躍を祈っています。
そして、世界に日本のアニメの素晴らしさをぜひとも紹介してください。