アニメーション文化学科には、海外からのお客様がよくお見えになります。
今日は、北京培黎职业学院(Beijing Bailie University)の御一行が
いらっしゃいました。

国は海外向けに盛んに「クールジャパン」を唱えていますが、
そのスローガンだけで外国の人がわざわざこの高梁まで
足を運んでくれているとは思えません。
高梁の美しい自然や、市民の暖かいホスピタリティ、
大学および学科の留学生受け入れのこれまでの経験値などが、
国境を越えた交流をもたらしているのだと考えます。
でも一番は、日本のアニメの影響力・浸透力でしょうか。
その凄まじい「越境の力!」
今日、「君の名は。」が、ハリウッドで実写化されるとの発表が!
アニメから実写へ・・・。 これはこれで、ちょっと複雑なのだが・・・。
大学では4月入学が普通ですが、秋に入ってくる留学生もかなりいます。
彼らは当然、また秋に卒業してゆくのです。
9月20日の卒業式では、アニメーション文化学科からは8名の学生が
めでたく巣立っていきました。

全体の式が終わってから、別室で一人ひとりに卒業証書を手渡します。
秋の卒業生は人数が少ないので、学生一人ひとりについての思い出にも
何かちょっと濃いものが感じられます。


わざわざ中国から、子どもの卒業式のために来てくださったご両親、
息子を挟んで一番自慢げに写真に納まっています。
これが文化財学部アニメーション文化学科の最後の卒業生なので、
先生方にも何か特別な思いがあります。
十分なことがしてあげられなかったという、ちょっと心苦しい思いも・・・。
それでも10月には、彼らの後輩らがまた同数の8名で入学してきます。
今度はもう少し充実した教育内容が提供できるのでは、と心密かに思うのでした。
学生たちに、私たちもずいぶん成長させてもらったのですから。
9月8日(金)の夕方、瀬戸内海放送(KSB)のローカルニュースで
わたしたちの「キビコクアニメ展」が取り上げられました。
みなさん、見てくださったかな?

取材に来てくれたのは、だれもが知る、あの多賀公人アナウンサー。
多賀アナはこの日も全開モードで、その上さらにハイテンション、
取材される学科の学生も教員も、番組中終始押されっぱなしでした。
でも、おかげで緊張もせず、無事に取材を終えることが出来たのでした。
ありがとうございました。
なお、「キビコクアニメ展」は、今月28日まで
「吉備川上ふれあい漫画美術館」にて開催中です。
さあ、急げ!!!
「キビコク×アニメ」の秘密は、絶対にここでしかわからない!!!
8月28日、高梁市内にて、念願のアニメスタジオ設立総会が開かれました。
スタジオの名は、「備中高梁まちづくり研究所」と決定。
地元がこのスタジオに何を期待しているかが、その名前からもよく分かります。
アニメを作るだけでなく、アニメを通して地元に何を・・・
そこが、重要になってきます。

産業界、地方行政、大学が結集した、
まさに産学官連携による今回のアニメスタジオ開設なのです。
アニメーション文化学科からは、井上博明教授が今後のスタジオ運営に関わります。
先生のこれまでの業界での長い経験と強力なネットワークが、
これからの活動にきっと活かされることでしょう。
井上先生、期待しています!

(マイクを手に語る井上先生と藤岡孝まちづくり研究所社長)
高梁にアニメスタジオができれば、私たちの学科には次のようなことが期待されます。
① 現場スタッフの協力による学科の実技教育の強化
② 学生のスタジオ見学やインターンシップ
③ 将来的な就職の可能性
ここ数年の、本学科を取り巻く環境の変化には、驚くばかりです。
目指せ、高梁発のアニメーション、高梁発のアニメーター!
「キビコクアニメ展」(9月9日~28日)が、市内の
「吉備川上ふれあい漫画美術館」にて開かれます。
アニメーション文化学科の学生たちが作った、イラストや漫画の展示、
そして、アニメーション作品の上映を行います。
期間中は、漫画美術館の入場料のみでご覧いただけますので、
みなさま、ぜひとも足をお運びください。
地元にこうしたサブカルチャーの美術館があること、
そして、そこを利用して学生作品の発表ができるというのは、
考えてみれば本当にありがたいことです。
ところで、吉備国際大学のマスコットはキウイバードですが、
漫画美術館のマスコットは同じ緑色のキジなのですね・・・。
最初このチラシを見たとき、
「飛べないはずのキウイバードが、何とペンにまたがり飛んでいる!
アニメーション文化学科の、この教育力を見ろ!」
と思ったのですが、残念ながら飛んでるのは「きじ丸」君でした。
でも近い将来、学科のキウイバードがペンにまたがり
自在に空を飛ぶ姿が、きっと見られるはずです。
今は、そう信じています。
マンガのセリフが読みにくい方は、<こちら>をご利用ください。

東京の「国立新美術館」(9月15日~18日)で開かれる
学生アニメーション映画祭 ICAF(Inter College Animation Festival)に、
アニメーション文化学科も参加いたします。
ポスターの参加校欄には、「吉備国際大学」の名前が確かに見えます。
今回は、これまでの卒業制作作品の中から厳選した3点を上映します。
・「がいんのうた」(7分50秒)
・「Palpitation 恋のときめき」(3分28秒)
・「蒼」(5分50秒)
都市部の大学に負けないように作品の質と量の両方を確保し、
これからは毎年ICAFに参加(参戦)したいものです。

こんにちは、キムです。
岡山県真庭市勝山町の「まにわ映像フェスティバル2017」に参加致しました。
8月18日からの3日間、勝山文化往来館「ひしお」にて開催されたこのフェスティバルでは、
東京工芸大学の橋本研究室によるアニメーションマッピングイベントが開かれました。
勝山の街並みと自然の美しさにインスピレーションを得た作品を制作し、
住民の皆さんに楽しんでいただくことは、学生時代の大事な経験として、
参加学生に良い影響を与える活動になっていると感じました。

・ アニメーションマッピングイベントの様子
勝山文化往来館「ひしお」のシアターでは、今年15年目を迎える、
学生アニメーション映画祭「ICAF(インターカレッジ・アニメーション・フェスティバル)」
の歴代作品の特別上映会が行われています。(8月11日〜27日)
9月15日から18日まで、国立新美術館で行われる「ICAF2017」には、
吉備国際大学アニメーション文化学科も参加を予定しています。

・ ICAF2002-16 歴代ポスター展示の様子
まにわ映像フェスティバル会期中のトークイベントにはゲストとして参加し、
ICAFの始まりとその後の上映作品の変遷についてお話を伺いましたが、
併せて、吉備国際大学の今年度の参加について告知させていただきました。
今年の秋は、吉備国際大学も加わる、アニメーション作品の上映をぜひお楽しみください!
皆さま、こんにちは。アニメーション文化学科のキムです。
先日「まにわ映像フェスティバル2017」のプレイベントとして、
岡山の北房地域で東京工芸大学の橋本ゼミがコマ撮りアニメーションの撮影を行い、
吉備国際大学の学生2人と制作に参加しました。

晴れの日のアニメーション制作と交流は、皆の楽しみ!
午前11時頃、吉備チームが到着する前から撮影準備が始まっているとお聞きし、
撮影地に向かいました。

はじめまして!の挨拶
限られた時間内でスムーズに撮影を行うために、
参加学生は2つのチームに分かれ、担当カットの撮影を行いました。

すっかり一つのチームになったような姿!
同じ日の夜7時頃に撮影を終えた後は、東京工芸大学の学生による編集とエフェクトの描き込み作業により、
約1分半のアニメーション映像になりました。

翌日、北房・中津井小学校体育館での上映会
上映の際には、制作に参加したスタッフとして、
東京工芸大と吉備国際大の学生ともに地域の観客の皆さんへ挨拶できました。
どうもありがとうございました!
「まにわ映像フェスティバル2017」のプレイベントに参加してきました。
真庭市北房の中津井にて、東京工芸大学の学生さんたちと本学から2名の学生が参加して、
コマ撮りアニメの制作を行いました。

出演は、地域の小学生たちで、北房名物のホタルに扮して名所でのロケに挑みました。
暑い日で、時々雨も降るコンディションでしたが、小学生たちも頑張ってくれて
いい作品が完成しました。

鐘乳穴という洞窟での撮影は、寒いぐらいでしたがいい経験になったと思います。
何より学生たちが、すぐに打ち解けて別れを惜しんでいる姿が印象的でした。

次は勝山に舞台を移して、フェスティバルは続きます。
8月19日には、本学のキム・イェオン先生の登壇するトークショーもありますので、
皆さん勝山でお会いしましょう。

先日、ロシア・香港研修団のサマーコースが修了しました。
その日、5日間のコースの最後課題は、「杭打ち」でした。
ハンマーを持ち上げ、打ち下ろすだけなのですが、ハンマーの重さを感じさせるように
描かないと、とても不自然な動きになってしまうのです。
まずはトレース台で、ハンマーと人間の動きを注意深く確認しながら、
一枚一枚描いていきます。

それを繋げてアニメーションにすると、最終的にはこんな感じに!


やっぱり、最後はドヤ顔です。 ドヤは、インターナショナルかーーーっ!?
作品上映後、先に岡山を離れることになっていたロシア研修団の一人ひとりに
サマーコースの修了証書が授与されました。
パチパチパチ。 お疲れ様でした。

翌日ロシアの一行は新幹線で東京に向かい、離日前の最後の時間をアニメの聖地、
秋葉原で楽しむとのこと。
そのためかどうか、自分たちで髪をピンクに染めている学生もいました。
なかなか気合が入っています。

ちょっと気になったので別の学生に聞いてみたのですが、
このままピンクの髪でロシアに戻るのは、やはりマズイそうです。
きっとまた自分たちで、こっそりと髪の色を元に戻すのでしょうね。
思い出に残る日本の夏、そして、高梁のアニメ、であったことを願っています。
Спасибо(スパシーバ)!